今回の寒波は温暖なイメージのある南方の貴州省でも雪を降らせたようです。
贵州遵义:“桃花雪” 冻坏“头道茶” 不少茶园受损严重
3月10日,一场不期而遇的“桃花雪”,给遵义市多地披上银装。不过,该市不少茶农表示,这场春雪使得正在出芽的茶受冻,损失不小。
本篇文章来源于第一茶叶网 原文链接:http://news.t0001.com/a/201603/00004002.html
3月10日、思いがけず降った”桃花雪”が、遵義市の多くの地域を銀の装いに変えました。しかし、遵義市の多くの茶農家は、今回の春の雪はちょうど芽が出ていた茶を凍らせてしまい、損失は大きいと言います。
9日の夜から10日の午前中にかけ、遵義市の多くの区、県(市)では、皆ある程度雪が降りました。そのうち、湄潭県、鳳岡県、余慶県、正安県などでは、一部の地域で積雪の厚さは3cmを越えました。
今はまさに桃、李などの果樹やアブラナなどが開花する季節のため、この頃の雪は習慣的には”桃花雪”と呼ばれます。今回の雪は、かなり広い地域に降り、主に湄潭県、鳳岡県、余慶県、正安県などの茶産の盛んな県に集中しています。以上4つの県は、茶園総面積が100万畝を超える、貴州省で最も主要な茶産地で、輸出用茶葉の産地でもあります。これらの地方の海抜が比較的低い茶園では、2日前から今年の最初の春茶を摘み始めていたところでした。しかし、昨日は山の上も平坦なところの茶園も、みな白い雪に覆われ、ほんの僅かにいくつかの新芽が顔を覗かせているだけでした。
「今回の雪で、今年の早春茶は減産を余儀なくされました」と湄潭県興隆鎮龍鳳村のある茶農は言います。雪で凍ってしまった新芽は、たとえ死なないとしても、黒く変色してしまい、お茶を作ることができなくなるものもあります。茶農家の話によれば、山の上の茶園に植えられている大多数についていえば、”桃花雪”の殺傷力は極めて大きく、茶樹の最初の新芽はどれも凍結してしまったものと推測される、と言います。既に最初の茶摘みを終えている茶園であっても、品質が最も良い、第2弾の茶の新芽もまた傷んでしまい、損失はさらに大きくなります。「第一弾のお茶は”越冬茶”で産量は比較的少ないです。第2弾のお茶は、春芽で品質と産量がともに高く多いのです」と核桃壩村のある年輩の茶農家は言います。彼の家の早春茶は半分程度の減産になりそうで、高山の上にある茶園は、早春茶のある回の全部を捨てざるを得ない損失を被りました。
この日、中国茶城へ取材に行ってみると、今年の”頭道茶”は既に続々と発売されていました。1日前、湄潭県の等級分けされていない翠芽は、1kgの卸価格は900元でした。「この価格は維持し続けることはできません」とある茶商は言います。茶園の広い面積が凍結してしまい、産量は下がってしまい、茶農家の生産コストは増加するので、製品茶の価格が上がるのはもはや必然になっています。
貴州省もこの状況ですので、かなり広範囲の茶産地に影響が出ているようですね。