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福建省産のお茶、台湾へ初輸出

福建省のお茶が初めて台湾に輸出されることになったそうです。

福建茶叶首次出口台湾

福建检验检疫局9日披露,经该局检验合格,一批重2.9吨的福建茶叶近日出口台湾地区,实现闽茶首次输台。

本篇文章来源于第一茶叶网 原文链接:http://news.t0001.com/a/201509/00002590.html

福建省検疫局が9日、公表したことによると、この検疫局で検査に合格した、2.9トンの福建省産の茶葉がまもなく台湾へ輸出され、福建省産のお茶が初めて台湾に輸出されることになったそうです。

台湾茶のもとは福建省にあり、今から約200年の歴史があります。台湾には現在様々な銘茶があり、阿里山紅茶、凍頂烏龍、高山茶そして東方美人などです。

取材によると、台湾は茶の消費地域でもあり、茶の年間輸入量は3万トンあまりで、その茶葉市場の7割を占め、多くはベトナム、スリランカ、インドなどの国や地域からやってきています。これまで、台湾地区においては地元の茶の保護をするために、大陸のお茶はほとんど台湾に輸出されてきませんでした。

福建省検疫局の担当責任者によると、この台湾への輸出茶葉は白茶で、福建省東部の寧徳地区で生産されたもので、台湾地域にはこのようなお茶の種類がないため、販売業者はこれが台湾市場への”テスト”となることを望んでいます。

福建省産の茶葉を台湾へ輸出することを促進するために、福建省検疫局は台湾の茶に関する検疫の要求と農薬残留量の基準などを収集して、比較分析を行い、企業の技術的な障壁を突破する手助けをしてきました。同時に、輸出食品農産品検査検疫監督管理”111”モデルを実施し、茶の安全品質を保証した上で、スムーズな輸出通関を行います。

福建省は中国大陸最大の茶産地で、2014年福建省のお茶の産出額は600億元あまりとなり、”1000億産業”が福建省のお茶の、次の目標となっています。

 

中国大陸と台湾の関係ですが、様々な面で交流事業が進んでいます。
両岸経済協力枠組協議(ECFA)発効後は、関税がゼロで台湾茶が大陸市場に流れ込むなど、茶葉の交流も活発になっているかのように見えますが、現時点では一方通行。
これまで中国大陸産の茶葉はプーアル茶を除いて、なかなか入っていけなかったのが現状です。
今回、白茶という台湾には無い種類ですので、輸出が実現したようですが、台湾の人たちの大陸への感情はかなり難しいものがあり、かつ食品の安全性にはかなり敏感になっている時期ですので、果たしてどうなることでしょうか・・・
 

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