一昨年、大きな地震に見舞われた四川省・雅安市に茶馬古城という市場ができ、その開業式典が行われたようです。
その際に、今年の蒙頂山の一番茶のオークションも開催されたようです。
两千茶商齐聚雅安震区抢购今春第一背篓蒙顶茶
11日,来自全国各地的两千茶商齐聚雅安震区茶马古城开城仪式,抢购中国茶文化发祥地今春第一背篓蒙顶茶,茶马古城千年前的繁荣景象再次重现。
本篇文章来源于第一茶叶网 原文链接:http://news.t0001.com/2015/0211/article_177172.html
11日、全国各地から2000の茶商が雅安の地震被災地の茶馬古城の開業式典に集まり、中国茶文化発祥の地である蒙頂茶のこの春の一番茶を争うように購入し、千年前の茶馬古城の繁栄が再び現れました。
文献に残る世界で最も早くから茶の人工栽培が行われ、雅安は中国の茶の栽培と茶文化の発祥の地の1つです。千年前、中国の商人たちはここを出発し、人や馬の背に載せられて、高山や大河を越え、その茶葉はミャンマー、バングラデシュ、インド、ネパールから中東やヨーロッパに至る、有名な”茶馬古道”を切り開きました。
当日の早朝、まだ空が明るくなる前から、数十名の製茶人たちが茶馬古城取引市場の門の外に座って、大きな鉄鍋に昨日蒙頂山から摘み取ってきたばかりの新鮮な生葉を入れて炒っていました。
既に蒙頂山で生葉の品質を見てきた茶商たちは、早々と茶馬古城にやって来て、蒙頂山の最近の平均価格とその製造技法について尋ねていました。「茶葉の価格は多くの要素の影響を受けるので、私ははるばるここまで来て、それを自分で把握したいのです」と広東の茶商・張春明氏は言います。
今年最初の蒙頂茶のオークションは既に毎年の蒙頂茶の春茶発売の風向標になっています。当日のオークションは会場にいる2000の茶商が集まり、競争は激しくなりました。
「茶の品質以外にも、私は春の初めという縁起も重要視しています」と言う茶商の張強氏が90万元の価格で、今年最初の蒙頂茶を競り落としました。
4月20日の廬山の強烈な地震災害が発生し、まさに春茶を茶摘みしていた時期の雅安の茶園には大きな被害が出て、現地にある30万畝の茶園のうち20万畝が被災し、1万トン近い生葉が失われました。
今では雅安の茶業は生まれ変わり、市内の茶園面積は84.9万畝に達し、茶葉の総生産量は7.5万トンで、産出額は100億元です。
「現在、蒙頂山の生葉はまだ全面的に茶摘みをする時期になっていなくて、もう少し待てば、10万人の茶農は茶摘みに忙しくなり、その時期が私たちが一番充実していて、楽しい時期です」と製茶人の張毅氏は炒りたてのお茶を焙煎器に入れて笑いました。
蒙頂山はまだ本格的な茶摘みに入っておらず、特に早く摘まれたお茶だけをフライング気味に発売したようです。量は分かりませんが、なかなかの高値がついたようですね。