世界遺産に指定されている武夷山。
岩茶や金駿眉などの茶産地としても注目を集めていますが、産業と環境保護の両立はなかなか大変のようです。
武夷山星村镇整治3处违规开垦茶山
1日,武夷山市星村镇再次组织一批120多人的队伍,分三组到星桐线大坪洲、九公里和前岚村的3处违规开垦的茶山,拔除违规种植的86亩茶苗。
本篇文章来源于第一茶叶网 原文链接:http://news.t0001.com/2013/0204/article_157296.html
記事によると、1日、武夷山市の星村鎮は3カ所の違法開墾茶園に対して、取り締まりを行い、86畝(1畝は約15アール)の茶苗を引っこ抜いたとのこと。当局はこの場所を森林に戻すとのことです。
このあたりは九曲渓の上流に位置するため、環境に与える影響が大きいとされる場所です。
今年1月1日から、武夷山では九曲渓における「砂利や石の採取禁止」「上流域での木の伐採禁止」「流域の村から出るゴミの搬出」「違法に植えられた茶樹の強制伐採」「違法家屋の強制撤去」などを再度強調しています。
九曲渓の上流の保護が武夷山の生命線であるとしているようです。
この1ヶ月間で、既に6件の砂利収集と許可を得ていない家屋の改築・違法建築の家屋24戸を摘発。そのうち重大な5件については強制撤去、とかなり活発に取り締まりを行っているようです。
こうした取り締まりを強化するとともに、問題となっていた生活排水処理施設の建設など、色々と環境浄化の活動を行っているようです。
星村鎮といえば、正山小種のふるさとであり、最近は金駿眉のブームを受けて需要が高まっています。
その一方で、世界遺産としては環境破壊が深刻となっており、当局にはこの対策も求められています。
需要は多いけれども、世界遺産としての環境保護を優先させるために茶園は広げられない。
値段がどんどん上がり、多くの産地不詳の金駿眉が出回る背景には、こうした武夷山特有の事情があるようです。