中国の全国規模の茶葉コンテストに「中茶杯」があります。
その募集要項が発表になっていたようです。
第十届“中茶杯”全国名优茶评比活动启动
为了进一步促进名优茶的发展,引导名优茶生产向标准化、清洁化、机械化方向发展;为企业搭建创品牌的平台,培育品牌,帮助企业提升市场竞争力,中国茶叶学会决定举办第十届“中茶杯”全国名优茶评比活动。本届活动将在总结前九届“中茶杯”评比活动经验的基础上,进一步规范评比程序,保证评比活动的公正、公平、公开。现将评比活动的有关事项通知如下:
本篇文章来源于第一茶叶网 原文链接:http://news.t0001.com/2013/0201/article_157204.html
このコンテストは中国茶葉学会が行っているもので、今回で10回目だそうです。
応募要項を見ると、6月と10月の2回に分けて実施されるようです。
参加には条件がありまして、「200畝以上の生産基地と2000kg以上の生産量があること」を求めています。
これはなかなか高いハードルですので、この品評会はある程度の量を生産できる企業向けのものであることが分かりますね。
ジャンルとしては六大分類のお茶の他、再加工茶や茶製品、特殊茶なども対象になるとのこと。
提出するサンプルの量は、茶葉は500g、茶飲料は1000ml、パウダーティーは250g。
同じ茶類のものを複数送ることはできず、1茶類1品目と決められています。
そして、自分で生産したものではなく、どこかから買ってきて出品するのを厳しく禁じています。
見つかったら、参加資格と賞を剥奪されるとのこと。
サンプルは送付前に第三者機関で安全であることを証明してもらう必要があるそうです。
評価は、国家レベルの評茶の専門家集団の中から、それぞれの茶類ごとに専門家を選出して実施するとのこと。
特等賞と一等賞を設けているそうで、それぞれの茶類のレベルに合わせて賞を決めていくそうです。
3回連続で入賞した場合は、金か銀のメダルと証書が授与されるとのこと。
ちなみに出品料は1種1500元です。
なお、評価に際しては、「有機茶」「機械で作った名茶」「無性繁殖品種」「清潔な生産ラインで作られた名優茶」は、同等の評価の場合に優先されるとのことです。
こうした参加基準や評価基準を見ると、中茶杯は大手メーカーの安定した品質のお茶を評価する会であることが分かりますね。
特に評価の際に優遇される各種のお茶は、政府が育成していきたい方向性を如実に表しているように見えます。
台湾や日本の品評会と比較してみると、実に興味深いです。