最近は、地元政府が数ある名茶を1つのお茶に絞り込んでマーケティングを行うことが増えてきました。
浙江省金華市武義県は、武陽春雨を看板にしようとしているようです。
浙江武义用“武阳春雨”茶打开名茶市场
“武阳春雨”茶是1994年由武义县农业局研制开发的名茶,问世以来屡获殊荣,1999年获全国农业行业最高奖99中国国际博览会“中国名牌产品”。
本篇文章来源于第一茶叶网 原文链接:http://news.t0001.com/2015/0123/article_176947.html
”武陽春雨”茶は、1994年武義県農業局が開発した名茶で、世に問われてから数々の賞を受賞し、1999年には全国農業業界の最高賞99中国国際博覧会の”中国ブランド製品”を受賞しました。
武義県は浙江省の中南部にあり、県内は美しい峰が折り重なり、環境は幽玄で、四季がはっきりと分かれ、熱量も十分で、霜の無い期間が長く、お茶を植える条件に優れています。茶の品質も”色、香、味、形”が独特で、歴史的に名声を享受してきました。
”武陽春雨”茶は、率先して名茶市場のゲートを開き、様々な栄誉を受けてきましたが、第1回の“中茶杯”のコンテストでの一等賞、全国農業業界の最高賞である”中国ブランド製品”などの称号を相次いで獲得しました。
武義県は農業部が命名した”中国有機茶の里”であり、場所は浙江省中部にあって、”8つの山、半分の水と半分の田”と言われるような山間の県です。2009年には、県内全域の茶園面積は10万畝近くになり、全国重点産茶県と浙江省の”有機茶プロジェクト建設”の試験地域になりました。
有機茶の生産に適した優れた生態環境は他では得がたい独特の条件です。県域の大部分の海抜は500~1500mの広い山や丘で、海抜1000m以上の山が79座あります。
県内にある10万畝の茶園の大部分は深い高山の上にあり、都市から遠く離れているので、大気汚染も無く、良好な生態環境が武義のお茶の優れた品質を作っています。
何も無い山間の僻地というところが、その環境ゆえに有機茶などの産地として著名になるというケースが最近、出てきています。
中国は広いので、こうした環境の良い場所もまだまだたくさんあり、茶業はそうした地域を支える産業になろうとしています。