福州でジャスミン茶の製茶コンテストが開催されたそうです。
福建福州深化茉莉花茶传统窨制工艺传承
ジャスミンの花を手で選り分ける
ジャスミンを選別する翁煒婧さん
ジャスミンと茶を混ぜ合わせるコンテスト参加者
新鮮なジャスミンのつぼみを摘む茶農家
“福州是世界茉莉花茶发源地,有着千年历史的福州茉莉花和茉莉花茶传统窨制工艺不能消失。”8月2日,2016年福州茉莉花茶传统窨制工艺传承人、传承大师赛第三窨现场考核在福州举行,福州市农业局副局长王贞锋现场表示,必须将这项传统技艺传承下去,让茉莉茶香飘满有福之州,飘向全世界。
本篇文章来源于第一茶叶网 原文链接:http://news.t0001.com/a/201608/00005129.html
「福州は世界のジャスミン茶の発祥の地で、千年の歴史がある福州のジャスミンとジャスミン茶の伝統的な香り付けの工程は失われることはありません」8月2日、2016年福州ジャスミン茶伝統窨制工芸伝承人、伝承大師コンテストの3回目の香り付け工程の実地審査が福州で開催されました。福州市農業局副局長の王貞鋒氏は、この伝統技術は、ジャスミン茶の香りが福州に満ちあふれ、世界へ香っていくためには、必ず伝承されていかなければならない、と会場で述べました。
茉莉花茶、またの名を茉莉香片は、茶葉とジャスミンの生花を混ぜ、香り付けし、茶葉に花の香りを吸収させて作るお茶で、茶の香りとジャスミンの香りがお互いに融合し、”ジャスミンで香り付けした無上の味は、世の中で最高の香り”とも言われます。福州ジャスミン茶の伝統的な香り付け工程は、福州ジャスミンと茶文化シリーズの重要な構成部分で、2014年11月に国家無形文化遺産の保護リストに掲載されました。
「福州ジャスミン茶の独特な香り付けの技法は、その複雑で精密な工程から、秘密を守るための試みが行われ、千百年来まだ国外に伝わったことがありません」と福州ジャスミン茶伝統窨制工芸伝承大師で、福州春倫茶業集団董事長の傳天龍氏は言います。今日までに、このような伝統的なジャスミン茶の製造技法は世界でも福州にしかありません。
この伝統技術をより後世に伝えていくために、福州海峡茶業交流協会、福州市農学会が主催する福州ジャスミン茶窨制工芸伝承人、伝承大師コンテストは、2010年から2年に1度開かれ、2016年には既に第4回が開催されています。
「ここ何年かのコンテストを経て、私たちは相次いで29名の伝承人を選出しており、さらに伝承人の中から伝承大師17名を選定していて、そのうち7名は市級の無形文化遺産伝承人の称号を得ていて、4名は省級無形文化遺産伝承人の称号があり、1名は現在国家級無形文化遺産伝承人に申請しているところです」と王貞鋒氏は紹介します。今年のコンテストは16社の福州ジャスミン茶の企業から31名の製茶師が参加し、それぞれ伝承人と伝承大師にエントリーしています。
コンテストの会場に足を踏み入れると、清らかなジャスミンの香りが鼻をくすぐります。30名あまりの選手は、ひっきりなしに篩を動かし、ジャスミンの花を選別していました。これらのジャスミンの花は当日の午後にジャスミン花園から摘み取られたばかりとのことです。
「私は福州ジャスミン茶の伝統香り付け工程を既に4年学んでいて、今回のコンテストでは、まず伝承人の資格を手に入れたいと思っています。また、他の優れた選手の様子を自分の目で見て、自分のこの伝統技術への理解をさらに深めたいと思っています」と、1994年生まれの翁煒婧さんは、今回のコンテストで唯一の女性選手で、彼女は父の仕事を受け継ぎ、小さい頃からお父さんがどのようにしてジャスミン茶を香り付けしていたか見てきていて、ジャスミン茶にとても深い愛着があります。卒業後は福州ジャスミン茶の伝統窨制工芸伝承人になりたいと決め、この技術を自分で伝えていくことを望んでいます。
「ジャスミン茶の伝統的な香り付けの工程には、もっと若者の血が必要で、若い選手がコンテストに参加しているのを見ると、私はとてもうれしいのです」。福州ジャスミン茶伝統窨制工芸伝承大師の傳天龍氏は、今回のコンテストの評価委員になっていてゆっくりこの若い女性の前に歩み寄ると、彼女がジャスミンの花をひっくり返しながら選別する熟練した手つきを見ていました。「ジャスミン茶はこのような新しい時代の伝承人の手によって、これまで以上に香りを発散していくことでしょう」。
中国においては茶は急成長産業であることから、このように意欲のある若者を引きつける産業になってきています。コンテストもそうした人たちのための現実的な目標として機能していて、産業の魅力が若い人材を引きつけるという好循環が生まれている面もあります。