蒙頂山茶の産地として知られる四川省雅安市にある名山区前進鎮でも茶摘みが始まったようです。
春は花が咲き乱れ、茶の香りが最も芳しくて、清らかな茶の香りがたなびき、春は茶摘みが忙しくなります。
2月8日、名山区前進鎮の肖碥村では、村民たちがふりそぼる霧雨の中、今年最初の春茶を摘んでいました。
前進鎮は総崗山の麓にあり、平均海抜は700mで、茶山では四季を通じて雲霧がたなびき、茶葉の生長に大変適していて、立春を過ぎた後は、至る所で春の息づかいが感じられます。
村民たちは背中に籠を背負い、茶園の小径の上を歩きながら、両手をひらひらと舞い踊らせるように三重、茶樹の間を行ったり来たりしながら、柔らかい緑色の生葉を摘んでいます。
村民の陳おばさんによると「春節前後に何度か雪が降ったので、茶葉の虫害には一定の抑制作用が働き、この時期の気温はとてもちょうど良いので、茶葉の芽吹きは早く、それぞれの芽も太くて、今年はきっと豊作の年になるでしょう」と言います。
前進鎮は茶葉の栽培の盛んな鎮で、2.9万畝の茶園があり、標準化茶葉基地模範園は5000畝あって、茶業は地元の支柱産業の一つで有、現在、前進鎮には全部で25社の茶葉会社が有、国家級農業産業化重点龍頭企業である、四川省蒙頂山躍華茶業集団有限公司があり、さらに雅安市内で唯一の茶葉栽培国家級農民専業合作社の模範社である雅安市名山区蒙峰茶葉種植農民専業合作社があります。1週間後には、生葉の生長量はより増えると予想されています。
今後、前進鎮は茶葉の製造、労働者の需要、茶の販売などの状況に応じて、適切な指導を行って協力し、一年を通じて春茶の生産で良いスタートを切れるような基礎をつくっています。
前進鎮は蒙頂山の向かい側の山にあたる総崗山の麓にありますが、名山区内ということで、蒙頂山茶の産地となっています。
例年は2月下旬頃が茶摘みのスタートなのですが、やや早くなっている印象ですね。