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雲南省鳳慶県、滇紅の統一規格を復活

雲南省の紅茶産地として著名な鳳慶県が、滇紅の品質基準を統一するそうです。
その中核にいるのは、元々は国営だった滇紅集団(前身は鳳慶茶廠)で、声明文を出していたので、ご紹介します。
文中では、滇紅集団の歴史についても触れられています。

凤庆县恢复滇红茶叶统一品质、指定发布单位传统

最近,凤庆县茶叶协会经过集体讨论决定,为了提高凤庆滇红茶叶整体品质水平和产品质量,凤庆县境内茶叶生产企业和协会的所有成员单位在生产滇红茶叶时必须对样加工生产。凤庆滇红茶生产的实物标准样统一由滇红集团提供。至此凤庆县恢复了滇红茶叶从五十年代开始就形成的统一品质、指定发布单位的优秀传统。

本篇文章来源于第一茶叶网 原文链接:http://news.t0001.com/2014/1128/article_175879.html

最近、鳳慶県茶葉協会は集団での討議の結果、鳳慶滇紅の茶葉全体の品質水準と製品の品質を高めるために、鳳慶県域内の茶葉生産企業と協会のメンバーが滇紅の茶葉を生産する際には必ずサンプルに合わせた製造・生産を必ず行うことにしました。鳳慶滇紅茶生産における実物サンプルは、統一して滇紅集団より提供されます。これは鳳慶県が、50年代に始まった統一の品質づくりと指定配布機関の優れた伝統による滇紅茶を回復させることになります。

滇紅集団(元・雲南省鳳慶茶廠)は、滇紅の誕生の地で、1938年の秋、馮紹裘氏がここで滇紅という名茶を初めて造り、滇紅は雲南紅茶でただ一つのリーダーブランドとなりました。1940年代から、滇紅集団の生産する滇紅茶はイギリス、アメリカなどの国へ輸出されて、欧米を沸き立たせ、西洋人の心に残る中国の代表的なブランドとして心に残りました。この紅茶は上品で、ロンドンのブレンダーたちは滇紅茶を、”祁門紅茶の香気があり、インド、スリランカの紅茶の色沢を兼ね備えている”と讃えました。滇紅茶の品質は優れており、滇紅茶の品質の優秀さは多くの人の知るところとなっています。
1950年代から80年代の計画経済の時代は、共産党と政府は滇紅茶の生産を大変重視し、それを国の民政の計画の重要なものと位置づけ、国家計画生産輸出によつ外貨獲得の重要物資に名を連ね、会社としても国家輸出紅茶重点生産企業となりました。また、滇紅集団(元・鳳慶茶廠)の生産する滇紅工夫茶とブロークンティーは、全国紅茶生産サンプルの初めてのサンプルに指定され、鳳慶茶廠は全国紅茶生産4セットサンプルの初めての実物標準サンプルの作成機関となりました。鳳慶茶廠は全国の茶葉業界に対して品質に関する指導的な作用を果たしてきました。

1980年代から始まった国の経済体制改革により、茶葉はもはや国の専門管理品目ではなくなり、茶葉会社が雨後のタケノコのごとく生まれ、茶葉市場では大小様々な企業が乱立して自らの帆を立て、様々な船が入り交じるような現象となりました。市場は玉石混淆の状態となり、消費者は消費をするためのモノサシを失ってしまい、茶葉の業界標準はかつては一度造られたものの、今となっては鏡の中の花のように空虚なものになっています。ここ数十年来、多くの人々が滇紅茶に1つの公式で消費者市場における共同認識を得た標準が出てくるのを待ち望んでいました。

鳳慶県茶葉協会は長きにわたる調査研究と論証、さまざまな茶区と茶葉市場の要求や茶葉生産工場の意見などを集約し、さらに鳳慶県の茶産業の集約化、規範化、標準化、ブランド化の方向への発展を加速し、生態滇紅、滇紅品質、滇紅ブランドをつくることを決定しました。そのために、鳳慶県の茶葉生産メンバー企業に対して「鳳慶県滇紅茶技術規範」をすすめ、サンプルに沿った生産作業を行うようにし、これによって製品の品質を高め、消費をリードしていくこととしました。また、鳳慶滇紅茶の実物サンプルは、国家標準委員会により大葉種紅茶のサンプル生産機関である”雲南滇紅集団股份有限公司”が無償で提供することとしました。

滇紅の実物サンプルは、”鳳慶滇紅茶”の最低地方標準(FG-2013試行)によって、原料茶の購入サンプルと製品の加工サンプルの2つに分けられます。その実物サンプルは鳳慶県で茶葉生産に当たる生産メーカーに配布される以外に、鳳慶県茶業所、鳳慶県工商局、鳳慶県品質監督局、鳳慶県食品薬物監督局などの機関に各1セットずつ配布され、これをもとに茶葉生産企業の管理監督を行います。

鳳慶滇紅茶の実物サンプルの統一提供を通じて、鳳慶県は全国的な茶葉の生産重点県として滇紅茶製品の品質をより自信のあるものとします。滇紅茶が往時の威風を取り戻すのも間近です。

 

実物サンプルというのがピンと来ないかもしれませんが、これはたとえば、特級、一級、二級のような製品の見本品を提供するということです。
特級ならば、茶葉の大きさはこのくらいの大きさで、色合いはこのようなもの、というのが一目瞭然になるので、各メーカーが「我が社の基準ではこれが特級だ」というような言い逃れが出来なくなります。
それを提供するのは滇紅集団ということになりますので、滇紅を語る上で、同社の影響力はますます大きくなるものと思います。

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