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桂花烏龍茶、中高級路線へも

桂花烏龍茶というと、安い烏龍茶に香りを付けたもの・・・というイメージがありますが、最近は高級路線のお茶も出てきているようです。

安溪金秋”打桂花” 桂花乌龙茶走中高档路线

林清玄曾写过这么一篇文章:“想到茶芽与桂花同出,在桂树下饮茶,一阵风来,花落满杯,那会是什么样的茶?又会是什么样的秋天呢?”

本篇文章来源于第一茶叶网 原文链接:http://news.t0001.com/2014/1024/article_175059.html

林清玄はかつてこのような文章を書きました。「お茶の芽と桂花が同時に出るときに、モクセイの木の下でお茶を飲んでいると、風が吹いて来て、花が茶杯に落ちると、そのお茶はどんなお茶になるでしょうか?またどんな秋になるでしょうか?」

秋10月はまさに安渓鉄観音の香りが辺りに漂う季節で、この麗しい季節に、安渓には”桂花の香りを付ける”村があります。ネットの友人たちが秋茶と同じように関心を寄せている、華東第一桂花村の美称がある安渓県虎邱鎮芳亭村です。

もしあなたが黄金の雨露のように振りかけられる”桂花の香り付け”の工程を見たことが無かったり、琥珀色で明るく透き通った、花の香りが漂う、桂花烏龍茶を味わったことが無ければ、今週、みんなで一緒に安渓に行って、“花の世界”の中の茶道精神を探しに行ってみてはいかがでしょうか。

<300年の歴史ある華東第一桂花村。この秋の花が咲き、産量は大変多いです>

取材によると、すでに300年前から、安渓県虎邱鎮芳亭村では桂花の栽培が始まっており、主に丹桂と金桂が植えられていました。現在では、ここには100年以上の桂花の木が168本あり、ある程度の樹齢のあるものは4000本あまりあり、毎年10月の寒露の日になると、金色に輝く小さな花をいっぱいに付けた枝が一種の華麗な衣装のようになって、この村の小道にまでずっと連なって、甘い桂花の香りを周囲に漂わせています。

天候の影響を受け、今年の芳亭村の桂花は例年よりも半月ほど遅れ、今がまさに”桂花の香りを付ける”絶好の時期です。毎日早朝5時頃、この時間の経過は朝露を含んで重くなっており、容易に落とすことができます。花農家たちは長い竿を使って木の枝を揺すります。満開の桂花が次々に落とされている様は、黄金の雨が降っているかのように感じることでしょう。

安渓県虎邱鎮芳亭村の桂花の品質が優れているという評判は全国に広まっています。ここで生産される桂花は花弁が旺盛で、香りのかぐわしさが独特で、烏龍茶の香り付けの他、お菓子などに使われる他、香水や香料などの化粧品にも使われるなど、用途が広く価値が高いのです。いくつかの香料メーカーや花茶メーカーなどは、早くから桂花の予約をしており、このため”華東第一桂花村”の美名があるのです。

<フリーズドライにしたり、烏龍茶に香り付けをしたり。最高級の乾燥桂花は1斤2~3000元>

10斤の桂花の花から、ようやく1斤の乾燥桂花を作ることができ、ただ入れるだけで淹れられるので、非常に便利です。

安渓瑞利茶廠の陳碧英氏は、”桂花の性は温で、味は辛で、陽気を補い、風を取り去り寒を散らし、血行を良くすると共に、内臓を強くし、痰をとり、唾液の分泌を促進して、肝臓を良くする効果があります。痰や咳を止め、腸の不調や、歯痛や口臭、食欲不振などを治すことができ、さらに元気を回復し顔の美容に効果があります。今年の最高級の乾燥桂花の市場価格は1斤2000~3000元ほどです”と話しています。話によると、広西チワン族自治区の乾燥桂花は1斤あたり200~300元にすぎません。

昨年から、地元の花農家の陳朝財氏は、芳亭村の桂花をどのようにして市場に販売していくかのブラッシュアップを始めました。彼はまず品質に手を入れることから始め、真空フリーズドライの技術を研究しました。これは零下30度~40度で桂花を凍結乾燥するもので、日干しや乾燥機によって乾燥した製品よりも、花の中の芳香物質を保つことができ、さらに花の美しさも保つことができます。現在では、芳亭村の各戸では桂花のビジネスに火が付いており、フリーズドライの桂花の技術はこの地方にしか無いものになっています。

陳水圳氏は陳朝財氏の父親で、数十年、お茶の生産に携わっており、かつては茶王と言われ、特別な気骨を持った老茶人で、伝統技法によって作ったお茶だけを作り、飲んでいました。今年、陳家では累計2000斤あまりの生花で香りを付け、お父さんが適切に分類をして、最高級の原料は直接フリーズドライにし、中級の品質のものは彼が自分で香り付けをして桂花鉄観音にします。

<桂花烏龍茶は中高級路線を。お茶3に対して花1で茶の香りと味がより良く>

王さんは桂花の香りを追いかけて安渓にやって来た茶商で、昨年から彼は芳亭村の桂花に大変関心を持っています。彼の話によると、20世紀、安渓で生産される桂花烏龍は一般的には輸出が主で、低品質の色種を選んで重焙煎をした後、桂花で香り付けをしていました。このようにするので、茶湯の味わいに滑らかさがあるだけではなく、幽玄な花の香りもつくのです。今年、彼は陳朝財氏に、中高級の桂花烏龍茶ができないかと提案しました。彼は店で販売をしたいと考えています。

父親の陳水圳氏は自ら手を動かして、濃香型安渓鉄観音を3に対し、1の新鮮な桂花を、一層を茶葉、一層を花にし、弱い火でじっくり焙煎すると、茶葉は桂花の中の芳香物質を十分に吸います。花をふるい落とすと、最終製品はジャスミン茶と一緒で、茶の中に花びらが入っていないのに、ふくよかな花の香りがつきます。花を摘んでから製品になるまで、30時間あまりが必要です。話によると、この1斤の茶葉は、市場価格では1000元前後になるそうです。

 

<関連して>

安渓鉄観音は飲むと蘭花香、桂花香がすると良く言われますが、これは茶樹が桂花の近くにあることが関係しているのでしょうか?ある専門家に聞いてみると、これは違うといいます。世界のさまざまなお茶の種類の中で、安渓鉄観音の香りの物質は最も豊富で、種類が多く、長く続き、フランスの香水に匹敵します。科学研究によると、鉄観音には香気物質が70種類あまりもあり、他の茶類に比べて10数種類多いそうです。

安渓鉄観音は烏龍茶類に属し、紅茶と緑茶の間にあります。珍しく、独特な”半発酵”の製茶技法を使っており、最も核心的な工程は、涼青、揺青で、動と静が相生じさせながら、生葉の中にある物質で物理化学反応を起こさせます。このため、紅茶の香りが芳醇で甘さのある点と、緑茶の香りが清らかで爽やかな点を併せ持つのです。その中の桂花香は茶葉に含まれる天然茶の香りで、安渓烏龍茶の伝統製茶技法によって得られるのです。

 

やはり量産品は安いお茶(色種)に桂花を付けたものだったようですが、それを良い材料で作るという試みもなされているようですね。

 

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