中国茶の生産は盛んになっていますが、その反面、良いお茶は少なくなった、と嘆く向きもあります。
郎咸平:中国好茶都上哪去了?
中国名茶众多,龙井贵为名茶之首,引得无数人一掷千金。每年春季人人争购,价格见涨不见跌,实在风光无限。可有不少茶人叹息好龙井越来越难找。
本篇文章来源于第一茶叶网 原文链接:http://news.t0001.com/2014/0502/article_169776.html
中国に名茶は数多くありますが、龍井の値段の高さは名茶の中でもトップで、多くの人がお金を惜しげもなく浪費します。毎年春になると人々は争うようにして買い求め、価格は上がることはあっても下がることはないように見え、本当に派手で終わりが見えません。また、一部の茶人は良い龍井を探すのはますます難しくなっている、とため息をつく人もいます。
1つには良い茶葉が減少しているのです。茶商の葛頌徳氏の話によると、彼のいる龍塢村では、2000年以前の茶園の法定畝数は8000畝で、”本物の西湖龍井(つまり老茶樹)”がその総量の70%を占めていました。
しかし、ここ数年は早く発売して、良い値段で売ろうという追求が始まり、葛頌徳氏はある産地で”代々受け継がれてきた老茶樹を800畝ほど引き抜いて、龍井43号を植えた”のを自らの目で見ました。
”土茶(老龍井)を飲むと、香りが大変豊かに思えるものですが、龍井43号ではこのような品質には及びません!”と杭州市に住む施さんは言います。
一部の茶農家はまだ少しの老茶樹を残していますが、これは自分たちで飲むためのものです。
もう一つの原因は、お茶を作る茶師が日に日に少なくなっていることです。
ある資料によれば、高級証書を持っている茶農家の年齢は40~60歳の間で、40歳以下の人たちが持っているのは基本的には高級以下の証書で、製茶訓練に参加している参加者には、20歳前後の若い人はほとんどいません。
中国のかなりの茶葉会社の実態は小売業者で、彼らは同時に生産者の名前と屋号を奪取しました。
このことにより、茶葉会社が利益の多くをむさぼり、栽培者の相応の収益を奪うことにはみじんの疑問も持たないのです。また消費者と自然(自然を守る人、茶農家、制茶師)との距離を離すことになり、本当に良いお茶を出して来られないのです。
優秀な茶葉会社が、優秀な茶農家、制茶師の力を引き出し、後顧の憂いを感じることなく、ひたむきに良いお茶づくりに取り組んでくれることを願っています。
茶葉会社が基本的に販売ばかりのマーケティングとセールス機能のみになってしまっている、ということを訴えているようです。
確かに急速に成長するチェーン系茶葉会社は、かなりの利幅を乗せて商売しているので、このような反応が出てくるのもごもっとも、と思います。