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新疆の雪菊を新疆名茶に

新疆ウイグル自治区名産の雪菊。
その市場動向について、現地で開催されたアジアヨーロッパ博覧会に参加した茶商の記事がありました。

 

新疆雪菊产业市场运行状况调查分析

经历价格从2011年数万元1公斤到2012年不足百元1公斤的痛楚后,新疆雪菊企业今年盛装上市,用高端产品和精品来吸引客商,雪菊生长在海拔2600米以上的雪山之隅及喀喇昆仑山脉,是新疆惟一与雪莲齐名、具独特功效的稀有高寒植物。

本篇文章来源于第一茶叶网 原文链接:http://news.t0001.com/2013/0911/article_161518.html

2011年に1kg数万元の値段だったものが、2012年には1kg100元にも満たない値段になるという痛手を経験した後、新疆の雪菊生産会社は今年装いも新たに高級品と逸品を発売し、全国の商人を引きつけています。雪菊は海抜2600m以上の雪山、カラコルム山脈で育ち、新疆では雪蓮の名前も与えられ、独特な効能を持った珍しい高山植物です。

歴史的な下落を経験しましたが、今年、新疆の雪菊生産企業は、高級品と逸品を使った新製品を発売して、多くの商人を引き寄せ、”新疆名茶”として華麗な変身を遂げました。

よい雪菊を探すために、広州の茶商は自分で雇った雪菊の”専門家”を雇ってアジアヨーロッパ博覧会にやってきましたが、結果、専門家がいなくても、自分自身で思うような雪菊製品を見つけることができました。

彼によると、ここ数年、新疆の雪菊は、雪菊の持つ血圧を下げ、血中脂肪を下げる独特の効果が、沿海部の茶葉市場などで認知されるようになり、一時は品物の争奪戦が起こるほどのブームになり、過去2回のアジアヨーロッパ博覧会の時は、彼は毎年、取り引き先を探しにやってきて、注文をしていました。

会場を一回りし、彼はウルムチ県托里郷の展示ブースで雪菊製品を見つけました。青と白のパッケージはとても目立っており、商標もきちんと登録された商標が付いていました。彼が喜んだのは、1つ1つの雪菊のギフト用の箱にきちんと新疆分析測定研究院で測定された、雪菊の検査報告が載っていることで、”三高(高血圧、高脂血、高血糖)”を下げる有効成分であるフラボン、アスパラギン酸の含有量が一目瞭然だったのです。

その後、彼はアジアヨーロッパ博覧会の公式雪菊ブランドになっているメーカーのブースに行ってみると、4つの展示ブースは綺麗な展示ブースになっており、目を見張りました。

このブランドでは今回16あまりの中・高級雪菊製品を持ってきており、販売価格は78元から6888元までとさまざまで、さらに初めて磁器の缶を使ったシリーズも打ち出していました。

「私たちは高山雪菊の産地であるホータン地区の克里陽県に農園をつくり、厳格な基準で種から植えて、さらに摘み取りから加工までの全ての工程を行っています。これによって雪菊の品質は保たれ、品質の良い雪菊を発売できるのです」と、この会社の責任者は言います。

彼によると、博覧会の前に、彼らは国内の高級茶雑誌に品物の広告を出すだけではなく、新疆の雪菊の地位を高めるために、雪菊の歴史や飲み方などを詳しく記述した本も出版していました。「私たちは雪菊を新疆名茶にしたいのです」。

この話を聞いている間、彼は黙って話を聞き、ただ名刺を一枚だけ置いてきました。「このような企業なら、私も安心です。しかも、原料を買ってきて、包装をし直す手間も省けます」。

主に原料を供給しているホータンからやってきた雪菊協会によると、現在、雪菊ドリンクの生産の準備を始めているとのこと。
このように雪菊の展示ブースを見終わると、彼の心の中には色々なアイデアが浮かびました。

高いお金を払って雇った人は無駄でしたが、彼は非常に興奮しており「今回の博覧会は来る価値があった」と言います。

昨年から、落ち込んでいた雪菊産業を再興しようと、新疆の雪菊生産企業はレベルアップを図り、品質とパッケージに気を遣った高級ブランドを打ち出しており、今回のアジアヨーロッパ博覧会はその華麗な転身を見せる良い機会になったようです。

雪菊は海抜2600m以上の雪山、カラコルム山脈で育ち、新疆では雪蓮の名前も与えられています。独特な効能を持った高山植物で、中心地である達坂城、ウルムチ県などの海抜が高く、水源が高山の雪解け水があるところが雪菊の生産に適しています。数年前から、雪菊の導入に成功した南疆地区も主要な雪菊の産地になっています。
雪菊はその効能で知られていますが、今までは摘み取ったものをそのまま販売していたので、価格も安定しなかったようです。
が、きちんとした包装などを行うことで、商品としての価値が高まっているようです。

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