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安渓の茶農家、茶畑の”放し飼い”を試験中

これまでどんどん山を切り開いて茶園を拡大してきた安渓で、新たな取り組みが起きているようです。

 

安溪茶农试水茶园“放养”模式

为回归传统追求茶叶纯天然的山野味道,安溪县桃舟乡吾培村的一些茶农不但率先尝试采用辣椒水防治害虫的办法,还将精耕细作好几年的茶园进行“放养”,让草木与茶和谐相处,为茶树还原自然生长环境。

本篇文章来源于第一茶叶网 原文链接:http://news.t0001.com/2013/0909/article_161401.html

伝統に回帰して茶葉の純天然な山の味を追求するために、安渓県桃舟号吾培村のある茶農家は、真っ先に唐辛子水による害虫予防法を試すだけでは無く、これまで丹精込めて何年も整備してきた茶畑を”放し飼い”にし、草木と茶の調和が取れるようにしています。これは茶樹が元の自然の成長環境に戻れるようにするためです。

<茶畑を”放し飼い”にし、自然に回帰させる>

夏から秋に替わる時期は、茶畑の管理にとって最も忙しい時期で、選定、施肥、水やり、除草と茶農家は忙しくてどうしようもありません。
しかし、桃舟号吾培村のある茶畑では、茶農家が忙しく働く姿は見えず、さらに周囲の綺麗に整った茶畑と比較すると、明らかに特別に見えます。ここでは草木が生い茂っているだけでなく、茶樹の枝の長さはバラバラで、蜘蛛の巣が枝と枝の間にたくさんあり、さらには鳥たちがたくさん茶畑の草の中で生息しています。これこそがこの村の茶園管理として試している”放し飼い”モデルが現れた風景なのです。

”茶畑を自然な成長のままに放置しておくと、出来上がる生態茶葉の品質はよく、香りが良いのです”。桃舟郷の、ある茶葉専業組合の理事長はこう話します。伝統に回帰して、純天然の”昔ながらの味”の鉄観音を作るために、何度も郷の幹部と検討を重ねる中でようやく見つけたのが、このような茶畑の”放し飼い”モデルなのです。

桃舟郷の郷長によると、茶畑”放し飼い”モデルは有益な探求で、できるだけ茶農家を鼓舞して、農薬を使わず、化学肥料も少量にし、物理的な生物の働きによって害虫を防ぐ1つの探求なのです。

<産量は減るが、価格は上昇する>

話によると、いわゆる”放し飼い”は、決してほったらかしにして生長に任せるというのではなくて、むしろ茶農家により熱心に経営と管理を行ってもらう必要があるのです、と言います。
私が現場で見たのは、ある茶農家はちょうど茶園の中で草を切って、その草で茶樹の間を埋めるように敷いていました。これにより、草を有機肥料にし、また茶園の水と土壌を保護することができるのです。
害虫からの予防ということに関しては、茶農家はさらに心を砕いています。いかなる化学的な除虫薬剤も使用しないために、茶農家は唐辛子水を噴霧することや、手で害虫を捕捉するなどの方法を思いつきました。これによって草木との調和が生まれることになり、1つの天然の生態環境を守り育てることができるのです。

安渓県の農業と茶・果実局の茶葉責任者の話によると、俗説には樹高が高い方が根も深くなり、その深い根が土壌の中の養分を良く吸収するので、非常に満ち足りるといいます。そのためこの種の茶葉が生長してくると、2つの特徴で表現されます。1つは香りで、これは一般の茶畑でできた茶葉よりも、深みがあって重厚です。次に味は、山の息づかいが感じられ、その他の茶葉よりもさらに味が豊に感じられます。

茶園を放し飼いにすると、産量は減少しますが、茶農家の収入は却って高くなります。”放し飼い”モデルの提唱者である肖連地氏は、彼らの茶葉の価格は今までよりもずっと良くて、さらに衛生面での品質も保証できる上に、独特の味わいがあるので、茶葉はすぐに売れてしまうと言います。

昔からの生態系の自然環境に加えて、人手による伝統的な製造技法を行うことで、”放し飼い”モデルに参加した茶農家たちは実際にうまみを味わうことができています。現在、吾培村では既に茶葉専業組合を結成し、より多くの茶農家が”放し飼い”モデルに加わっており、特色ある茶葉による発展の道へ走り始める準備をしています。

”茶畑放し飼い”モデルは吾培村の茶農家が、農薬残留の無い方法を探す中でたどり着いた、一つの新しい試みです。茶畑の中に生物の多様性が増すことによって、有益な生物の増加や病虫害のコントロールに既に成功し、また茶葉の”農薬残留”も減らすことができました。そして何より、茶葉の品質も高めたのです。
他の産地に先駆けて量産に突き進んできた安渓だからこその回帰運動と言えるかもしれません。こういう茶畑のお茶は飲んでみたいですね~。

 

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