今年の雲南省の春茶。
大まかな傾向が当局から発表されたようです。
2013年云南省春茶“量增价涨”
5月20日从省农业厅茶业处获悉,2013年全省春茶生产总体形势良好,总体呈现“量增价涨”、品质稳步提高、市场销售趋好的态势。
本篇文章来源于第一茶叶网 原文链接:http://news.t0001.com/2013/0522/article_157086.html
5月20日、省の農業庁茶業所によると、2013年の雲南省全省の茶葉生産は全体的に良好で、”産量増と価格上昇”、品質は着実に上昇し、市場での販売も良い状況にあるとのこと。
調査によると、全省の春茶の産量は全体的に増加し、産量は10万トンに達するものと推計され、前年比で10%前後増加しました。春茶の価格も全体的に値上がりし、高級な原料茶の市場が牽引し、全体では5~10%の上昇となりました。その中でも、古樹の茶葉価格上昇は明らかで、平均して20%以上値上がりし、特定の品目では40%以上も上昇しています。プーアル茶、滇紅茶、特有緑茶を主とする製品茶の加工量、販売量も安定した伸びを示し、昨年比で10%増加しました。
茶葉所のある責任者は、春茶の産量が増加した主な原因は4つあるといいます。
1つは全省で新しく植えた茶園の茶摘みが始まったため、摘採面積が増加したこと。2つ目に、近頃各地に小雨が降り、全省の茶園が萌芽の盛んな時期に入ったこと。3つ目に、全省での茶の効率上昇がはかられ、茶農家の生葉を摘む意欲が高まったので、生葉が摘まれる確率が高まったこと。4つ目に茶園の建設と管理レベルが上がったため、単位面積当たりの産量が増えたこと。
ここ数年、雲南省は標準茶園の建設に力を注いでおり、中低産量の茶園を改造し、各茶園の認証などの措置を講じています。同時に、原料基地となる茶園の管理を強め、優良な茶葉原料の買い上げ価格を高め、茶葉の品質は大幅に上昇しています。消費者の認知を得て、雲南のお茶の知名度と影響力は拡大したので、今年の春茶の価格はずっと上昇基調にあり、市場価格は安定していました。
当初は「減産の見込み」と伝えられていましたが、最終的には天候の影響などもあって、増産になったようです。
さて、雲南省の茶園というと、いかにも野生の喬木によじ登って茶摘み・・・のような印象がありますが、最近増えているのは写真にあるような茶園です。
生産性の高さから、これが「標準茶園」になっているのですが、こうした増産策が行き着く先はどうなるのか、見守りたいところです。