新茶の季節です。
「新茶だったらフレッシュなうちに、作りたてを一日も早く飲みたい!」と思ってしまうところですが、作ってから半月後に飲んだ方が良いと言います。なぜでしょうか。
新茶宜做好后放半个月再喝
又到春茶季,各地新茶陆续上市,有些消费者以喝新茶为乐,争相购买明前茶、雨前茶。记者从医院消化科了解到,有些茶客抢“鲜”喝绿茶、喝浓茶,结果引发消化道不适,轻者胃部感觉闷痛、大便溏稀,重者引发胃炎、胃溃疡,甚至胃出血。近几年来,在春茶下来之后,这两家医院都接诊过因喝大量新茶导致胃出血的病例。
本篇文章来源于第一茶叶网 原文链接:http://news.t0001.com/2013/0423/article_155913.html
また春の茶のシーズンがやってきて、各地では続々と新茶が発売され、一部の消費者は新茶を楽しむために先を争うようにして明前茶や雨前茶を購入しています。
記者が病院の消化器化で話を聞いたところ、一部のお茶好きは争うように”フレッシュすぎる”緑茶を飲んだり、濃いお茶を飲んだりして、消化器の不具合を引き起こすケースが見られるそうです。症状の軽い人は胃に痛みが出て、重症の人は胃炎や胃潰瘍を引き起こし、ひどいときには胃から出血します。
ここ数年、春茶が出てくる頃になると、この付近の病院では、新茶を大量に飲みすぎて胃から出血を起こしたという症状の患者をよく診るそうです。
<春茶は美味しく、農薬の使用もとても少ない>
いわゆる春茶というのは、冬を越した茶樹から最初に出た芽を摘んで作るお茶のことです。
春茶が美味しいというのは、茶樹がひと冬の間に蓄積をするためで、葉は厚く肥えており、栄養物質が豊富で、芳香物質とビタミンの含量も高いので、茶湯は滋味にあふれて、旨みがあり、爽やかで香気もとても強いのです。また、最初に摘んだお茶には虫が少ないため、そのため農薬の使用も大変少ないです。
古くからの茶飲みが春茶を飲む際、”明前茶”か”雨前茶”かということを気にします。しかし、異なった茶区では、春茶の茶摘み・製造時期には早かったり遅かったりの差があります。
江南茶区や西南茶区では気候が温暖なため、清明節の前にはかなりの量の新茶が発売され、これを称して”明前茶”といいます。しかし、河南省の信陽毛尖の”明前茶”の数量は多くありません。これは信陽という土地が江北茶区の北限にあり、気候が寒冷であるため、清明節の前の茶の産量はきわめて低いため、”明前茶”は少ないのです。
信陽毛尖を好んで飲む人についていえば、”雨前茶”を飲めるということはとても良いことなのです。
<茶農家の経験:新茶は作ってから、まず半月おき、それから飲む>
河南省中医院の主任医師は、「栄養学の観点からいうと、最も新鮮なお茶の栄養成分は必ずしも良いとは言えません。春茶が加工されたばかりの時は、ポリフェノール物質や揮発物質、アルデヒド類などがまだ十分に酸化していないため、胃腸に対しての刺激が大きいのです。そのため、大量に新茶を飲むと、おなかを壊したり、腹部の膨満感などの悪い反応が出ます。」
実は、茶農家の生活上の経験は、私たちに一つの啓発を与えてくれます。
信陽の茶農家は、新茶を作った後、普通はすぐに飲まず、半月ほど経ってから、ようやく飲むのです。
彼らによると、このようにしてお茶を飲むのは、胃腸に強烈な刺激を与えないということだけでなく、お茶の香りや味も、よりまろやかで厚みが出てくると言います。
実際、ある程度の時間おいておくと、お茶の中にあるフェノール類や揮発物質はさらに酸化が進むのです。
中医師によると、お茶と飲むときは上述のような注意事項の他に、自分の体質に合ったものを選んだ方が良いと言います。
彼によると、胃に寒がある人は、舌に白い苔(舌苔)があり、手足が冷え、冷え性が出るので、このような体質の人はあまり緑茶を多く飲むべきでは無く、紅茶を適量飲んだ方が良いでしょう。
この類いの体質の人が大量に緑茶を飲むと、重い胃炎や胃潰瘍などの病状を悪化させることになります。
<新茶、陳茶、そのほかの茶類では重んじることが違います>
異なる茶類では、茶葉の置いておく時間は異なります。そのため、新茶、陳茶というのは、どの種類のお茶であるかをよく見る必要があります。
緑茶は半月置いておいても新茶ですし、特に美味しい新茶になります。国家の規定では、緑茶の賞味期限は18ヶ月です。
通常、1年経った緑茶は陳茶とされ、さらに冷涼な条件の下で保存されていない場合、2ヶ月も経つと緑茶は陳茶に変質します。
しかし、そのほかの茶類はこのようではありません。
プーアル茶や黒茶は、陳化をすることがかえって良いことであって、保存方法が適当であれば、賞味期限は10年~20年になります。
また武夷岩茶のように、1年経った陳茶の萌芽香りが馥郁とし、滋味に厚みが出るものもあります。
さらに湖南省の黒茶、湖北省の茯磚茶、広西の六堡茶などのように、適切に保存しておけば、変質することもなく、より品質が高まるお茶もあります。
日本の場合、緑茶の国なので、新茶というのが何よりも良い、というイメージがありますが、実際にはお茶の種類によって、飲み頃が違います。
適切なお茶の飲み頃というのを把握しておけば、もっと美味しくお茶が飲めそうですね。