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本物の西湖龍井は3月15日に登場

先日、翁家山の龍井茶の茶摘みをご紹介しましたが、これは特別に条件が良いところのものでした。
全般的に茶摘みが始まるのはいつなのか?について、報道がありましたのでご紹介します。

 

真“西湖龙井”:3·15见!

市农办提醒:由于春茶尚未开采,目前在售新茶都不是西湖产区的西湖龙井,市民游客购买时请注意。

本周末,西湖龙井春茶正式开采了。昨天,记者从2013年西湖龙井春茶新闻通报会上获悉,今年早熟品种“龙井43”开采时间在3月15日前后,价格将与去年持平。

本篇文章来源于第一茶叶网 原文链接:http://news.t0001.com/2013/0313/article_158579.html

 

記事によると、昨日、西湖龍井の記者発表会があり、早生種である「龍井43号」の茶摘みは今週末、3月15日前後に始まるとのこと。価格は昨年とほぼ同程度の見通しだそうです。

今年の西湖龍井の生産状況としては、

龍井43号:3月15日前後
龍井在来種:3月25日前後

になるようです。
春茶の茶摘みの時期は天気によって決定されるのですが、最近の気温は高めで推移しており、既に一部の茶樹には芽が出ているとのこと。
全体的に見ると、昨年と比較して、今年は1週間ほど早くなる見込みです。

昨年の冬と今年の春は雪と雨が多く、最近は気候が温暖で、水分が十分にあり、日照もあったので、茶樹の成長には適していました。
ここ数年、杭州は茶樹の病害虫対策や春の茶園管理に力を入れており、茶葉の品質と安全レベルが高まっているので、今年の茶葉の品質は安心してもらって良いです、とのこと。

気になるお値段です。
西湖龍井新聞(そんなものがあるんですね)の方の話によると、一昨年の茶摘み人のコストは1日あたり45~50元、昨年は高騰して65元~70元でした。今年はさらに高くなっており、1日の平均賃金は80元以上になります。
その他の管理コストや加工コストも上がっているので、昨年の価格と比較すると大幅に上がるということはなく、安定した状態もしくは少し上がる程度になるだろうとのこと。
今年の茶摘みは昨年より早くなったので、明前茶の流通量は昨年よりも多くなることが見込まれ、明前茶全体の価格は昨年とほぼ同程度になるのではないか、と解説しています。、

昨年、完全手作り(手炒り)の明前茶は1斤5000~6000元でした。
今年は完全手作りの高級な西湖龍井茶の価格はある程度上昇するものと見込まれます。

 

なお、この会見では市の農業当局から「現在市場に出回っている西湖龍井は本物ではない」という注意喚起が行われています。
「まだ摘んでいないのだから、新茶があるわけ無い」という非常に分かりやすい理屈を、記者会見などを通じてメディアに載せ、一般の方へ届くようにしているようです。

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