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明前茶の値段の高さを心配する茶農家

中国のお茶の価格は毎年20%もの勢いで上昇してきています。
業界全体がイケイケなのかと思えば、生産に当たっている茶農家の思いは、どうも違うようです。

 

茶农担心遵义明前茶流失消费群体

3月11日,记者从遵义市茶叶产区获悉,今年的第一批春茶,已陆续上市交易。据介绍,今年新茶价格,较去年又上”台阶”,连最普通的翠芽,价格都在千元以上。茶农们担心,年年上涨的价格,或会导致消费群体流失。

本篇文章来源于第一茶叶网 原文链接:http://news.t0001.com/2013/0312/article_158550.html

 

記事では、遵義毛峰や湄潭翠芽などのお茶で有名な貴州省遵義市の様子を報じています。
今年の一番茶は既に取引が始まっているようですが、その値段は一般的な翠芽でも1000元以上するのだとか。
年々上がっていく価格に、茶農家は「消費者層が失われてしまうのではないか」と心配しているのだそうです。

湄潭県の茶園面積は遵義市の中で最大で、今年は32万畝を超えるそうです。
ここでは1週間前から茶摘みが始まり、現在は翠芽の一番茶が発売されています。

現地の茶商によると、一般的な茶園産の翠芽は、1kgで3200元は必要だとのこと。
人件費のコストが高く、干ばつで産量が少ないという2つの理由から、今年の翠芽の価格は高くなっているそうです。
その中でも、人件費のコストは最大のネックで、現在、1kgの翠芽を作るのに、茶摘みから加工し、市場にやってくるまでのコストは約800元~1000元になるとのこと。

現在、茶葉市場に入って取引しているのは、大多数が他所の土地の高級茶を専門に扱う茶商です。
「これらの高級茶は特定の消費者グループがあるので、販路の心配はそんなに要らない」と茶商たちは言います。
少し遅れて売り出される茶葉の価格は、これよりは低いですが、それでも去年の2割増ぐらいの価格になるのではないかとのこと。

とはいえ、記者が遵義市の茶農家に訪れて分かったのは、「今年の茶葉価格の値上がりの主な原因は、人件費や干ばつではなく、流通段階での値上げと派手な宣伝である」と農家が考えているということです。
「市場で1kg3000元ぐらいで売られている茶葉は、私たちのところで売り出す時は大体800~900元ぐらいだ」と彼らは言うのです。

「ややもすれば千元以上、数千元なんていうお茶は、一体どのくらいの人が飲めるのだろうか?」と現地の茶農家は言います。
茶の消費の「高級化」は、お茶を生活必需品の飲料ではなくしてしまい、一部の消費者層を逃がしてしまうのでは、と懸念しています。

 

どうやら、茶農家からすると、間の流通段階であまりにも利幅をとりすぎている、ということに不満があるようです。
中国の消費者も、徐々にお茶についての理解を深めてきているので、こうした商売は長くは続かないでしょうねぇ・・・

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