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昨年の岩茶の売れ行きと今年のトレンド

福建省の名茶といえば、鉄観音に、金駿眉に代表される紅茶、そして武夷岩茶です。
その武夷岩茶の福州市場における昨年の販売トレンドを紹介し、今年の市場動向を予測する記事がありました。

 

去年岩茶成福州茶市销售重头戏

当我们还在猜想2013年什么茶将脱颖而出,一线飘红时,在2012年的年底市场里,岩茶已悄然崭露头角,成为茶叶销售中的重头戏。

本篇文章来源于第一茶叶网 原文链接:http://news.t0001.com/2013/0227/article_157932.html
昨年を振り返ってみると、岩茶はじわりじわりと売上を伸ばしてきており、お茶の販売額の中核を占めるほどになっているそうです。
特に昨年の下半期からは紅茶や鉄観音よりも岩茶の方に軸足を移すお店が出てきたようで、岩茶を主力商品に位置づける店が増えたとか。

昨年のお茶マーケットは少し低調だったと多くの人は認識しているように、一部のお茶はマイナス成長になるものもあったようです。
が、10%~30%程度の売上アップになっていた企業もあるようです。

福州市場でも、マーケットの落ち込みはありましたが、岩茶はホットな品目の一つであったようで、むしろ岩茶の売れ行きは伸びたと言います。
岩茶専門店の話によると、「昨年は正岩茶、高級茶や稀少なお茶の卸売値段は少し上がったけれども、普及品の岩茶商品の卸値は基本的に動かなかった」とのこと。
このため、市場での販売価格には影響がなかったようです。が、販売店の数が増えたため、岩茶全体の売上は伸びたと言うことになったようです。
特に1000元以下のギフト商品の動きが良かったとか。

 

<岩茶は売上の牽引役に>

他の茶類が 横ばいである中で、岩茶の伸びは際立っています。
福州の五里亭茶葉市場に出かけてみると、ほとんどの店は岩茶の扱いがあり、今までに取扱がなかったお店も販売を始めたようです。買い手の多くは省内の顧客だとのこと。
ある店舗の経営者の話によると、岩茶売上の伸びは93%に達したとのこと。

「昨年の下半期から、岩茶が紅茶を上回るようになり、岩茶の販売に力を入れることにしました。特に年末は例年の数倍の売上がありました」と、ある経営者は話してくれました。
この会社では岩茶の売り上げに占める割合は例年5%程度でしたが、昨年は40%にまで伸びたそうです。
他の会社も大紅袍や老ソウ水仙などの売上がググッと伸びたとか。

 

<今年、岩茶は重点拡販品目に>

このような岩茶ブームを受けて、今年は多くの企業が引き続き岩茶に力を入れるようです。
ある会社では今年は岩茶の専用パッケージを用意するほか、水仙や肉桂などの量販品目に加えて、四大名叢なども取扱を増やす予定だとか。

別の会社はこれまで岩茶については大紅袍しか取扱がありませんでしたが、今年は500元~1000元の間の水仙や肉桂などの岩茶商品を売り出すことにしており、これで全国の市場の要求に応える予定だとか。

業界関係者によると、消費者のお茶の嗜好性の変化によって、多くのお茶には製品の周期があり、これによって売上の増減があります。このような味わいの変化を除くと、保存の利く茶類が長期の販売に適しています。
加えて、ある種のお茶には保健上の効果が認められるものもあり、これらは消費者から強く支持されます。
そうしたことから岩茶の他に、濃香型の鉄観音も最近復権してきているのです。

 

どうやら、岩茶のブームが来ているようですね。
ただ、いたずらに高いものを求めているようではなく、価格はそんなに上がらないのではと思います。

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