景気減速の影響を受けて、中国の茶業界もやや減速の兆しが出ています。
北京の馬連道市場の春節商戦の様子です。
北京马连道茶叶市场天价礼品茶遇冷
“从事大红袍经营十年的裴先生告诉记者,受中央厉行节约、提倡节俭等因素的影响,今年的高档茶叶市场萎缩,中低档茶的需求则上升了。”
本篇文章来源于第一茶叶网 原文链接:http://news.t0001.com/2013/0226/article_157882.html
記事によると、今年の春節商戦は高級茶の市場が縮小し、中級~低級茶の需要が増したそうです。
昨年までは、企業からまとまったギフト用茶の注文が入り、そのほとんどが高級茶であったそうです。が、今年は様子が違ったようで、高級茶の売上量は大幅に減少したとか。
この原因としては、政府の節約の影響があると店舗経営者は考えているようです。
高級茶の需要が減ったのは、「高級茶を贈り物にする人とその量が減ったから」というのが、高級茶市場の縮小の原因と見ています。
市場の様子にも変化があったようで、以前はよく見かけた、数十万元といった法外な値段の付いたお茶。
こうしたものが市場に並ばなくなったようです。
ある店舗では、現在、もっとも高いお茶は大紅袍の260gで8888元だそうです。
店員の話によると、今までは並べていたが、現在では1万元を超えるお茶はオーナーが直接、外商に行って販売してくるだけだとか。
とはいえ、今年はそれもほとんど無くて、もしあなたがギフトに使うのなら、1つ1200元ぐらいのものがあれば十分に事足りますよ、とのこと。
茶葉店の経営者も、法外な値段の茶葉が出来上がる原因は、「産量(が少なく稀少)」「過剰な広告」「包装」の3つだと言い切っています。
パッケージも今までは豪勢なものが多かったようですが、今年は至って普通のものになっていたそうです。
バブル的な高額商品が売れなくなって、合理的な値段に回帰したというところでしょうか。
これを機に、茶業界の体質が変わってくると良いのですが。