中国も経済発展の影響で、茶の生産に当たる人材をどう確保するかが悩みの種になっています。
そんな中、今まででは考えられないような方策で人材確保に乗り出している生産者があるようです。
济南长清灵岩茶基地农民工提前预付工资
昨天,济南长清区万德镇灵岩茶基地在工人们还没干活的时候,就提前预付了他们2013年的部分工资。
本篇文章来源于第一茶叶网 原文链接:http://news.t0001.com/2013/0126/article_156916.html
記事は山東省済南市の会社が、農村からの臨時雇いの労働者に2013年の給料の一部を渡したことを報じています。
2万元ほどの前払いを受けた技術者は興奮して、「会社のためにより一層働く」と回答。
散水や除草を担当する労働者は4千元ほどを受け取り、「これで家族みんなで楽しく春節を迎えられる。ますます、頑張りたいと思います」と回答しています。
何でこんなことができるのですか?という記者の問いに、経営者は「彼らの努力で我々の発展がある。早めに給料を渡すことで、労働者のさらなる積極性を引き出したい」と回答しています。
一見美談のようですが・・・
厳しい労働環境であることから、人手不足に悩む中国の茶業界。
そもそも、中国では、春節に多くの労働者が帰省すると、そのまま地元で仕事を見つけてしまい帰ってこない、という自体が頻発することで知られています。
そうしたことを防ぐための苦肉の策として、給料の一部を先払いして流出を防ぐというのが、本当の狙いというところでしょうか。