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無性繁殖品種の生産面積が初めて50%を突破

年が明け、昨年の農業統計が徐々に出てきているようです。
中国の茶業界が変わりつつあることを明確に表すような数字が出たようです。

 

我国无性系茶树良种覆盖率超过一半

从农业部种植业司获悉,2012年,我国高产优质的无性系茶树良种面积1798万亩,占茶园总面积的比重由上年的46%上升到51%,首次突破茶园面积的一半。同时,无公害茶园面积达到2233万亩,同比增加8.2%。

2012年,我国茶叶生产克服早春低温等不利气候影响,面积、产量和产值同步增长。据18个产茶省上报数据汇总,预计茶园面积3578万亩,同比增加201.3万亩,其中采摘面积占茶园面积比重由上年69.8%提高到75.3%;干毛茶总产量176.1万吨,同比增加16万吨;干毛茶总产值953.6亿元,增加166.7亿元。按茶园面积计算,全国茶叶平均亩产量49.2公斤,提高1.8公斤;亩产值2664元,提高335元。

本篇文章来源于第一茶叶网 原文链接:http://news.t0001.com/2013/0123/article_156744.html
2012年、中国の無性繁殖品種が植えられている茶園の面積比率が初めて半分を上回り、51%に達したとのこと。面積にして1798万畝だそうです。

2012年は早春の低温などの気候が影響したものの、生産面積、産量ともに増加。
お茶を生産する18省の統計数値を合計すると、茶園面積は3578万畝、そのうち茶摘みができる状態の茶園面積は75.3%に増加。

乾燥状態の荒茶(毛茶)の産量は176.1万トンと、昨年に比べて16万トン増加。金額にして、953.6億元となり、2011年比で166.7億元の増加。
単位面積あたりの茶葉生産量の全国平均は49.2kgで、1.8kgの増加。金額にして2664元で、335元の増加だそうです。

 

少し前までの中国茶は、各地方の在来種(地方群体種)を伝統的な製法で作ることによって、地元ならではの名茶が作られていました。
が、現在は、より生産性を重視した改良品種を挿し木などの無性繁殖で広げて栽培し、機械を導入して大量生産。フランチャイズ方式で店舗を広げ、ブランド力を高めて、マーケティング重視で売っていく、というスタイルに変わりつつあります。

なんだか寂しい気もしますが、こうでもしないと中国の農村と都市の所得格差は埋まらないと政府は考えているようです(実際、金額ベースの伸びはめざましいものがあります)。
これも時代の流れですかねぇ。。。

 

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