福建省南部から一気に全国を席巻した安渓鉄観音。
どんどん増産の流れで、向かうところ敵無し・・・かと思いきや、色々と品質に関する問題が報じられているようです。
福建安溪铁观音存在各种质量问题
福建安溪铁观音,属于乌龙茶类,是中国十大名茶之一乌龙茶类的代表。对于爱好喝茶的中国人来说,铁观音深受消费者的喜爱。然而,近年来媒体曝光显示,福建安溪铁观音存在着各种质量问题,质检部门抽检发现其质量问题主要涉及“农药残留超标”、“稀土超标”、“虚假宣传”等。
本篇文章来源于第一茶叶网 原文链接:http://news.t0001.com/2013/0115/article_156395.html
記事によると、国内でこれまで報道されたトラブルが列挙されています。
・2012年10月18日
北京の朝刊が、「市内のショッピングセンターTESCOで販売されていた安渓鉄観音から、基準の3倍超の残留農薬(DDT)を検出」と報道。この鉄観音には商標がなかったとのこと。
・2012年8月21日
ネットニュースで「安渓鉄観音から基準を超える希土類が検出」と報道。基準の3~4倍であったほか、農薬の残留も基準の2倍であったとのこと。
・2012年7月20日
新民周刊が「98%の茶樹が農薬の噴霧を受けている」と報道。福建農林大学の修士論文のデータを引用し、安渓の主要な五大産地の希土類の含有量を提示。国家標準は1kgあたり2mgであるところ、もっともひどいところでは5倍超、次に悪い結果で2.5倍の超過が見られたとのこと。
・2012年6月27日
ネットニュースが「安渓鉄観音の虚偽宣伝と品質偽装を暴露する」という記事を発表。IPO(株式上場)を目指す目論見書に、茶葉の95%を外部から購入しているにも関わらず、それが記載されておらず、品質に疑念があること。
また、北京の販売店を訪れると、商品に「コレステロールや血糖の低下、ダイエットに良く、胃にも良い」というような薬効を謳った表記が見受けられたとのこと。これは保険校歌を歌って販売していることであり、許されないことである、と報じた。
・2011年11月10日
国家品質管理局が行った調査の結果、深センの業者が販売した安渓鉄観音から基準を上回る希土類が検出とネットニュースが報じた。
ここ数年来の研究で、鉄観音に含まれる化学物質やミネラル成分には、人体の健康に良いものが含まれていることが明らかになっている。しかし、このような品質の問題が報じられると、消費者の支持は得られないのではないか、と記事は結んでいます。
徐々に豊かになってきて、環境や健康にも注意を払い出した中国の消費者たち。
その一方、急速に拡大してきた中国の茶業界には、成長を追うあまり大きな歪みが生まれており、非常に危うい状況にあると言えます。
こうした市場の要求を真摯に受け止めて、変わることができるか?が、今、中国の茶業界に求められています。