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偽の新茶にご注意!

分からない人には分からないなりの商売をされるというのが、中国という国。
人気の高まる明前茶についてもそれは当てはまるようです。

明前警惕“翻新茶”
http://news.t0001.com/2011/0302/article_120799.html

「明前茶は、金のごとく貴重」という俗説があるそうですが、清明節の期間に出回る新茶は、味に厚みがあり香りも申し分なく、産量が少ないということもあって、ことのほか珍重されます。しかし、毎年この時期には古いお茶を新茶に見せかけた”ニセ新茶”が出回る時期でもあります。最近では、上海、南昌、杭州、北京、鄭州などの地域で、ニセ新茶が発見されました。これらのニセ新茶は染料で着色されたもので、クロム酸鉛で緑に染色されていたりすると、健康にも危害が及びます。

専門家によると、毎年新茶の時期を過ぎると、余った茶葉を冷蔵庫に保管し、食用の染料をつけた油で茶を炒めて新茶として出したり、新茶に混ぜたりする店があります。これは、味に違いはありますが、人体に大きな影響を与えません。しかし、一部の悪質な業者は、工業用の顔料であるクロム酸鉛で古いお茶に染色して、新茶としての見栄えを良く、さらに香料を噴霧することをしますが、これは人体に危害を与えることは疑う余地がありません。

専門家は、このような染色茶についての警戒を十分行うように提言しています。あまりに緑が鮮やかすぎる茶葉を見かけたら、少し手のひらに置いて、冷たい水に指をつけて挟み、指に緑色の跡が残るようであれば、このお茶は染色していることが証明されます。このほか、茶水が碧緑で、数回淹れても碧緑のままだった場合は、染色茶である可能性があります。

 

工業用染料で色をつけるとは、何とも恐ろしいことをしますが、現地に行く方は、そういうリスクも頭に入れてお茶を選ぶのが大事だと思います。
新茶という言葉や、見た目に惑わされないようにすることが必要ですね。

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