新茶の時期までまだ1ヶ月あまりありますが、中国では茶産地間での茶摘み人争奪戦が始まっており、浙江省の茶農家が安徽省まで行って茶摘み人を調達するという状況が始まっているようです。
浙江:新茶未开采 茶工之争已开始
http://news.t0001.com/2011/0218/article_120301.html
浙江省長興県の茶農家では、30名の熟練の茶摘み人が必要なのですが、まだ集まっておらず、それで安徽省まで探しに来たとのことです。
長興県の茶園面積は増えてるものの、茶摘み人の数が減っており、需給バランスが完全に崩れているようです。
今、茶摘み人の相場は、宿泊場所と食事付きで日給55~65元の間程度とのこと。
茶摘みは細心の注意を払わなければいけない仕事のため、熟練工が求められるものの、ここ数年は、なかなか地元だけでは確保できないという問題を抱えています。
こうした人不足の状況は、お茶の生産に影を落としているようです。