あまりパッとしなかった印象のある湖南省の黒茶ですが、とんでもないペースで値上がりが起こっているようです。
安化黑茶价格一路攀升或成普洱茶第二
http://news.t0001.com/2011/0211/article_120013.html
記事によると安化の黒茶の値段は年初と比べて50%高となっており、一部の品物では80%から100%高となっているのだとか。この様子を見て、プーアール茶のように、一気に値段が上がった後に急落するのではないか?という懸念を持ち始めている人も出てきているようです。
湖南省の茶業協会の会長の話によると、今年の安化黒茶の伸びは「爆発」ともいえるものだそうです。この人気を受けて生産工場は、フル稼働で生産しているそうです。
また、今までは納品したらお金を受け取るというのが当たり前の商慣行でしたが、黒茶の奪い合い状態が続いていることから、先に代金を支払って荷物の到着を待つ、という状態になっているそうです。利益は去年の倍、売上は去年の5倍などという強気な声も聞かれるのだとか。
「コストが上がっているから、値上がりは正常な反応」と捉えているようですが、どうやらだぶつき気味の投資マネーが、プーアール茶同様に寝かせれば値上がりの期待できる投資商品と考えて買い漁っているという側面が大きいように思えます。
中国はお茶の世界でも、あちこちでバブルが起こってますね:-o