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福鼎市点頭鎮で今年最初の茶摘みが始まる

福建省福鼎市の点頭鎮で白茶の茶摘みが始まっているそうです。

 

また春茶の茶摘みのシーズンになりました。気温が上がるに従い、春茶の新芽を育む良い環境が整い、新芽の生長を促し、中国白茶の郷-福鼎市点頭鎮の茶園でも春茶の茶摘みモードがやってきて、茶農家たちは今年最初の春茶の茶摘みを開始しました。

福鼎市点頭鎮翁渓村は国家級良種である福鼎大毫茶(華茶二号)の発祥地であり原産地です。
翁渓村龍埕崗にある紀生縁茶博園の百畝生態茶園基地は、点頭鎮で最も早く茶摘みが始まる茶園の内の一つです。
2月27日午後、この生態茶園基地に行ってみると、株ごとに植えられた単欉の老茶樹には米粒ほどの若い緑色の新茶の芽が出ていて、数人の茶摘みの女性たちが熟練した手つきで今年最初の春茶の柔らかい芽を摘んで、器用に籠に入れていました。

「実はこの茶園では先週から茶摘みを始めているのですが、今日は少し量が多いです。この茶園は1968年に植えられた単欉の早逢春品種で、正式な福鼎白茶の良種である大白茶と大毫茶は、あと2週ほどで茶摘みが始まる見込みです。今年は天気が比較的安定していたので、私は今年の茶の品質もやや安定していると感じているので、今年も良いお茶、良い味を飲んでいただくことができると期待しています」と紀生縁生態茶園の責任者は言います。

紀生縁生態茶園の責任者の話によると、今年の最初に摘まれた早生品種の春茶は2月20日で、農暦の二月一日前後には続々と茶摘みが始まっていて、現在摘んでいる春茶はみな早生品種である早逢春、小早茶です。
単欉の老茶は樹冠が比較的高く、摘み取りに比較的手間が掛かるために、現在の摘採量は多くはなく、10人あまりの茶摘み人が一日に摘める生の芽は僅かに10kg前後です。現在のところ、初摘みの新茶はまだ市場で販売されておらず、多くは昔からの馴染みの客に味わわせるもので、初めての春茶の新茶を馴染みの客に飲ませると、鼻や舌に驚きを与えているようです。

取材によると、福鼎市点頭鎮は”福鼎白茶”の発祥地で、福鼎白茶の核心産地でもあり、現在茶園は5万畝あまりあり、生態環境と地理条件は独特のものがあります。
近年、お茶に関連する化学農薬の禁止、生物農薬の幅広い普及、生態茶園の厳格な管理と有機茶園の科学管理などが進むにつれ、点頭鎮で生産される茶葉の品質はどんどん上昇し、優位性を高めています。

 

福鼎白茶も早生品種から始まっているようですが、産量はまだ市販レベルではないようです。
本来の品種である福鼎大白茶や福鼎大毫茶は3月中旬になるとのことです。

 

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