四川省成都市の蒲江県では新茶の生産がスタートしているようです。
2月25日、成都市蒲江県の成佳鎮では、茶農家たちが春の日差しを浴びながら、茶園の中で身をかがめながら、タイミングを捉えて、春茶の芽を摘んでいました。
成都市蒲江県では、10万畝の茶樹が新芽を吹き、新芽の成長は去年よりも明らかによいです。今年は気温が暖かかったため、正月初五(訳注:旧暦の正月の5日目。今年は2月16日)にははる茶の茶摘みシーズンに突入していて、例年よりも15日あまり早くなっています。
蒲江県の十万畝の茶葉の中心模範茶園である成佳鎮では、現在、標準化茶園が2.2万畝、茶葉加工企業は33社あります。鎮全体で、茶葉の茶摘み、買い上げ、生産に大忙しの風景が広がっています。取材によると、今年の茶園の開園が早くなったので、鎮にある三花茶業、蒲茗坊、良峰、嘉竹などの企業が毎日加工する生葉は3万斤あまり、製品茶は8000斤あまりで、生葉の買い上げ価格は1kg200~360元で、昨年よりも20%前後上昇しています。
春になると、成佳鎮ではまた別の風景も広がります。万畝茶園、緑道歩道が縦横に交錯し、千畝のカイドウも争うように咲き誇り、あちこちからの旅行客が自然の探索、茶摘み、花の観賞、お茶の試飲にやってきます。
近年、成佳鎮の茶園民宿、茶園観光、茶摘み製茶体験、茶文化旅行などの茶をテーマにした”成佳茶郷”AAAA級旅行景区旅行製品の供給が続々と起こっていて、年間にのべ100万人の旅行客を迎えていて、毎週末になると、特色ある民宿は非常に活気を帯びています。茶旅産業の融合的な発展は、新たな消費シーンと新しい農村の業態を生み出しています。オーダー化されたサービスの特色ある飲食、民宿、伝統的な製茶技術の体験は特に旅行客の好評を博しています。
今年は温暖だったためか、四川省でも茶摘みが早かったようです。
海外には行けない分、国内旅行需要の拡大も見込まれているため、茶と旅を結びつけた観光開発も進んでいるようです。