四川省楽山市夾江県は、天福茗茶が大きな工場を設けている他、輸出用のお茶の生産が盛んな地域です。
現在、輸出緑茶に力を入れているようで、ウズベキスタン向けに緑茶を初出荷したメーカーの様子が紹介されていました。
3月31日、四川省楽山市の夾江県にある四川省百岳茶業有限公司の商品倉庫では、スタッフが22トンの緑茶を車に積み込んでいるところでした。
この荷物は、夾江県産の”青衣江茶”が輸出されるもので、ウズベキスタンへ販売されます。
「これは会社の緑茶が初めて輸出されるものです」と四川省百岳茶業有限公司の総経理・薛毅氏は言います。この茶葉は会社を出発したあと、成都、西安を経由して最終的には中欧専用列車に乗ってウズベキスタンへ。予定では4月末には到着するそうです。
”青衣江茶”の香りを世界に広げ、”全国緑茶輸出第一県”を打ち出すために、夾江県委員会、県政府は”茶文章”の重要部署となっています。
取材によると、夾江県では現在、茶園面積は30万畝、22万人の茶農家がいて、一人あたり1.38畝の栽培面積があり、一人あたりの年間平均収入は8000元で、”青衣江茶”地域ブランドを打ち出しています。
2019年、夾江県の茶業総合産出額は56.2億元、輸出は8億元に達し、”全国重点産茶県””中国緑茶輸出強県”などに評されています。
青衣江は、四川省を流れる長江水系の一つで、雅安市、眉山市、楽山市を経て、大渡河へ合流し、さらに楽山大仏のあたりで岷江に合流します。
海外ではよく見かける緑茶のブランドになるかもしれません。