蒙頂山を有する四川省雅安市の名山区。
3月下旬にイベントを開催予定だったのですが、今年は規模を縮小し、その代わりネットでのプロモーションを行ったようです。
「今回は拼多多(訳注:中国のECアプリ)に大変大きく協力をしてもらったので、価格は本当に非常に非常にお買い得で、市場ではこのような品質の良い蒙頂山茶はとても買えません。全て蒙頂山の茶園で茶摘みをして製造したものです」3月27日の午前10時、四川省雅安市名山区の区長である周万友氏は、アナウンサーに変身し、拼多多の春茶まつりの市県長アナウンスルームに入り、四川の話をしながら”中国茶都”である蒙頂山茶を拼多多の消費者に提供しました。
一時間足らずの間に、総計で180万を超えるネットユーザーが拼多多の会場にやって来て、四川在線、川報観察、四川新聞などのメディアがアナウンスルームからの周万友氏の生放送を見ていました。これは蒙頂山茶が病気の流行による困難を克服し、新しい消費者層にブランドの影響力を拡大していくことを有効に助けたようです。
取材によると、これは拼多多の春茶まつりで初めての”政府のリーダーによる生放送”だったそうです。今回は拼多多は”良いお茶は高くない”を主に打ち出し、1億元の通信料と消費クーポンを投下し、100あまりの茶葉会社と共同で、初めて1000種を超える春茶の新製品を用意し、5.85億の消費者にお手ごろで高品質な”普段飲みのお茶”製品を提供しました。今回は雅安の蒙頂山茶のほかに、謝裕大、呉裕泰、張一元、貢牌など10軒の”老字号”の茶葉ブランドも参加しマーケティングに加わっていました。
<区長自ら”抗疫”のために茶を生放送で販売する>
「名山区は著名な”世界茶都”で、茶祖・呉理真の故郷で、茶文化の発祥の地です。蒙頂山茶の歴史は非常に長く、栽培されたのは今から約2000年あまりの歴史があり、唐の玄宗天宝元年から献上茶を作りはじめ、献上茶の歴史は1169年になります・・・」地元生まれ地元育ちの雅安人であり、周万友氏は名山の蒙頂山茶の歴史を大変熟知しています。
3月27日午前の拼多多の生放送では、彼はネットユーザーに蒙頂山茶の歴史を紹介するだけでなく、”蒙頂甘露”、”蒙頂石花”、”蒙頂黄芽”などのさまざまな特色ある製品を紹介し、茶葉の背後に秘められた”三炒三揉”の特殊な技法を紹介し、多くのネットユーザーが区長を評価するために、画面に”666(訳注:中国のネットスラングで凄い、素晴らしいの意。溜と同じ発音のため)”の文字を表示していました。
取材によると、名山区の茶園面積は35.2万畝に達し、総合産出額は60億元で、西南部で最大の茶樹の遺伝子の宝庫で、茶樹の資源園、良種母樹園、比較試験園などを1000畝あまり擁し、国家級と省級の優良品種を220あまり、省内外の野生茶樹資源を2000あまり有し、多くの国家級優良品種と10あまりの省級優良品種を生み出しています。
周万友氏は、今回の新型コロナウイルスの病気の流行は雅安地区のさまざまな農産品の販売に影響を及ぼしています、と話しました。蒙頂山茶は例年であれば供給が需要に追いつかないのですが、病気の流行下で物流が阻害され、製品が輸送されることが出来ず、茶農家は大きな影響を受けているといいます。「そこで私たちは今回オンラインで力を入れて、拼多多と協力した生放送で蒙頂山茶を販売しているのです。みなさんのサポートをよろしくお願いします!」
3月27日、名山区では蒙頂山で皇茶茶摘み製造式典と茶祖を祀る儀式を開催し、ネットユーザーから投票で選ばれた12名の茶仙子が現地で茶摘みをし、蒙頂山茶のプロモーションとネット上での販売に力を貸しました。
<拼多多は春茶まつりに1億元の予算を投下>
取材によると、周万友区長の生放送は、拼多多春茶まつりで初めての”政府のリーダーによる生放送”でした。同様に3月27日に、拼多多は初めての”良いお茶は高くない”多多春茶まつりを開催し、1億元の通信料とクーポンを投下し、100軒あまりの茶葉会社と初めて1000種類を超える春茶の新製品を用意し、5.85億のユーザーに手頃で高品質な”普段飲みのお茶”製品を提供しました。
3月27日~31日のイベント期間で、拼多多は四川省雅安、安徽省黄山、河南省信陽、貴州省普安、湖南省安化などの名茶の産地と共同で、市県区長を”多多春茶まつり”のアナウンスルームに招き、”影響力”と”公の信用力”で茶農家のために、産地の代表として、消費者への産地プロモーションを行いました。
「第1回の春茶まつりの時から、私たちは”最初の一鍋のお茶”、”法外な価格のお茶”などのコンセプトを撥ねのけ、本当に良い名茶の生産現場に近い人たちや、老字号、新ブランドなどと連携してクーポンを投入し、消費者がコストパフォーマンスが最高な”普段飲みのお茶”を選べるようにしました」と拼多多の春茶まつりの責任者は話します。”良いお茶は高くない”は消費者が拼多多でお茶を購入する一番の理由で、未来の茶業界の新しい消費の主流になることでしょう。
雅安市は今回、名山蒙頂皇茶を大きくプロモーションし、会社のネット販売部門の責任者である李宇氏は、「私たちは龍頭茶葉企業の産地から直接発送し、オンラインの消費習慣に合った新製品を開発することを専門としていて、中間マージンを消費者に還元しています。最も安い価格で、最も拼多多の消費者が味わっている、私たちのフラッグシップである”蒙頂甘露”などの製品を試していただきたいです」。
「この日はさらに黄山市の副市長と多くの”網紅県長”もやってきて”茶人”同士の切磋琢磨もありました」と拼多多の春茶まつりの責任者は言います。今回の試みは中国の各茶主要な茶産地と高度に連携していて、”茶を生産している県市長”が生放送で病気の流行から救うというスタイルになっていて、トップページには”茶葉地方館”になっていて、多くのユーザーの参加と消費がしやすく、それによって生産が生まれるという良好なスパイラルによって、茶産地を正常な状態にしていくという新しい試みがありました。
過去2ヶ月、拼多多は既に中国国内の各農業産地と連携し、生放送スタイルで農産品の販路を広げてきました。2月10日からは、病気の流行に対抗して農村を助けるエリアを3月25日の昼まで設け、そこで販売された農産品は3.1億斤を超えています。
取材によると、今回の”多多春茶まつり”の期間中は、国内の茶産地から800軒を超える出品者があり、イベントに参加した茶葉製品の数量は3万点あまりで、イベントの平均販売量は、昨年の同時期よりも100%以上伸びる見込みとされています。
自治体の長がテレビショッピングで販売しているような感じだと思うのですが、なかなかインパクトがあったようです。
拼多多は中国のEC市場では2位にある大手なので、その拡散力を見込んで、多くの産地が参加したようです。