中国の中等職業専門学校(日本の高等専門学校・高専に相当)で、茶藝と茶マーケティングが新たに専攻科目として追加されたそうです。
教育部の公式サイトによると、我が国の中等職業学校の専攻リストに茶藝と茶マーケティングなどの47の新しい専攻科目が加わることが確定し、2019年から施行されます。
『中等職業学校専門設置管理法(試行)』に基づき、教育部は『中等職業学校専門リスト(2010)』の改訂作業、研究をチームを組んで進め、新たに46の新しい専攻科目が加わることが確定しました。そのうち、茶藝と茶マーケティングの専攻が加わり、これは旅行サービス分野に属し、専攻(技能)としては、茶藝サービスと管理、茶マーケティングと管理、茶道養生などが含まれていて、専攻番号は131200です。
注目したのは、新たに増えた専攻のうち、財務経済商業貿易類の専攻の増加数が、リストの中で多いことです。以前、茶藝と茶葉マーケティングの専攻は、我が国の高等職業学校でも専攻の一つとなっていましたが、財務経済商業貿易類の市場マーケティング類に属していて、主に職業の類別としてはビジネスの専門人員とレストランのサービス人員を育成するものでした。高等職業学校の茶藝と茶葉マーケティングの専攻と中等職業学校の茶葉生産と加工、商品マネージメント、市場マーケティング、専売品マネージメントなどの専門は繋がるもので、本科の茶学専門とも繋がるものです。
今回の茶藝と茶マーケティング専攻が初めて中等職業専門学校のリストに加わることは、職業教育の改革発展を促し、我が国の茶学人材の育成の繋がりを完璧にするもので、茶為国飲を学校から提唱して、民族の優秀な伝統文化を高揚する重大な意義を持っています。
今回の見直しは約10年ぶりとのことですが、この間に、中国の茶業界がかなり産業として大きくなり、それに合わせた職業人材の育成が求められるようになった、ということなのだろうと思います。
地味な記事なのですが、中国の茶業界の成長を感じる記事です。