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石阡苔茶の産地

貴州省銅仁市の石阡県には石阡苔茶というお茶があります。
その産地の様子をまとめた記事がありましたのでご紹介します。

 

近年、石阡県は緑色生態農業を発展理念とし、独特な生態資源のメリットを十分に活かし、貴州省の”乾浄茶、生態茶”の重要な構成要素である石阡苔茶を生産しています。これは石阡県の茶の匠たちが伝統的な製茶技術と現代科学技術を完璧に融合したことによる産物で、国内外の茶の愛好家から大変好評を博しています。

雲貴高原から湘西丘陵に向かう途中にある階段状の大きな傾斜地帯である石阡県は、地域内に溝や谷が縦横に走り、生態環境は良好で、森林カバー率は67.8%で、国家重点生態機能区であり、良好な自然生態資源は、好山好水出好茶という言葉でも印象づけられています。

「貴州省は唯一の高海抜、低緯度、日照が少ないという気候環境で、昼夜の温度差も大きく、茶の物質の蓄積に有利で、茶葉の内容物質も豊富になりがちです。私たちの石阡苔茶について言えば、カリウム、そしてマンガン、亜鉛、セレン、ルビジウムの五大元素が同時に含まれているものは国内でもあまり無いのです」と貴州祥華生態茶業有限公司総経理の饒登祥氏は言います。

石阡苔茶の品質が長く衰えないようにするために、石阡県は国際食品標準に則った厳格な茶園管理を行っていて、茶園の施肥モデルを化学肥料から有機肥料に切り替えることを推し進め、農薬の使用を禁じており、これによって茶葉の原材料から安全で乾浄であることを保証しています。「茶摘みから製品茶に至るまで農薬を撒いておらず、化学肥料も使用していないからこそ乾浄茶と言えるのです」と石阡県坪山郷貢茶加工廠の責任者である肖光良氏は言います。

饒登祥氏は、「茶葉の国内基準では40種あまりの使用禁止農薬がありそれをベースに、私たちはさらに進んだ貴州基準として、茶葉に使用してはいけない農薬の数は60種あまりあり、国家でもフロントランナーになっています」。

ここ数年、石阡県は年を追うごとに茶葉産業の栽培規模を大きく拡大してきており、茶園管理と茶葉加工にも重点を置いていて、特に優秀で強い茶葉ブランドを作ろうとしています。茶葉生産企業に千年以上にもわたる石阡茶の製造技術を高揚させながら、”匠の精神”を発揚し、現代的な茶葉生産機械設備の力を借りて、茶葉生産の中に伝統技術を取り入れるように積極的に指導をしています。これによって石阡苔茶の外観、品質、味わいなどで独自の旗を掲げることができ、”貴州三大緑茶”の美称を負うことができるのです。

茶の生産加工に携わって20年あまりの肖光良氏は、一生を茶との縁があり、茶を伴侶とし、お茶に対して夢中になっています。「当時、郷里は献上茶を産出していた場所であり、後代の私たちがその伝統を受け継ぎ、自らお茶を作っているのです。生葉を樹から摘むところから、攤涼、殺青、做型、乾燥を行うことによって、一杯の良いお茶が本当に生み出されるのです」肖光良氏の茶葉は、現在北京、南京、昆明、杭州などにはるばる売られてゆきます。

いまでは、石阡苔茶は国家地理的表示製品となり、中国苔茶の郷などのブランドの力を借りて、茶製品は国内外に向かっており、既に石阡県の貧困を脱出する助けとなる支柱産業となっています。

 

最近、貴州省のお茶に関するメディアへの露出はかなり多くなってきています。
日本では都匀毛尖ぐらいしか知られていないのですが、こうしたお茶もそのうち日本に入ってくるようになるでしょうか。

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