茶館の数が中国で最も多い四川省において、サービス規範というものが定められる見通しだそうです。
四川春节后将出台茶楼茶馆服务规范 鼓励提供特色茶艺服务
1月14日,《四川省茶楼茶馆服务规范(送审稿)》通过专家评审会。“多条内容具有四川特色,春节前后即将出台。”四川省茶馆协会秘书长张涛表示。
本篇文章来源于第一茶叶网 原文链接:http://news.t0001.com/a/201601/00003723.html
1月14日、『四川省茶楼茶館サービス規範(草稿)』が専門家審査会を通過しました。「多くの条文の内容は四川の特色があって、春節前後にはまもなく登場します」と四川省茶館協会秘書長の張濤氏は言います。
茶館は四川人の余暇や商談などの場所として重要な選択肢の1つです。成都市には3500軒あまりの茶館があり、省内全域の茶館は5万軒を超え、我が省は全国で茶館が最も多い省です。2014年、省政府が発表した『四川茶産業の転換とレベルアップによる産業の強い省を作ることについての意見』には、2020年に1000億元の茶産業を生み出し、茶館業は茶産業の末端の消費を受け持つものとして、茶産業の中の”茶山から茶杯まで”の重要な一環であることが明確に示されています。
茶楼茶館業の規範をコントロールすることで、茶楼茶館業界のさらなる発展を促し、我が省のサービス規範は他の省での経験を踏まえながら、四川省の特色を多くの条文に盛り込んだものとなりました。たとえば、”四川蓋碗茶と長嘴壺などの茶芸サービスの提供を奨励する”、”室内の空気の品質をコントロールし、茶楼の設置に当たっては喫煙席と禁煙席を設けることを条件とする”、”飲み水の安全と健康を重視し、飲用水の浄化システムを設置するかミネラルウォーターを使ってお茶を淹れる”、”経営を行う中で、健康的なレジャー・娯楽活動を提唱する”、”会計の際は金額を声に出して会計をし、POSシステムの導入や銀行のカード決済サービスができるようにする”、”消費者のサービス評価システムをつくり、随時顧客の意見に耳を傾け、持続的に改善が行えるような体制を作り、サービスの品質を絶え間なく向上させる”、”スタッフは歯に楊枝をくわえたり、頭をかいたり、マニキュアをしたり、あくびをしたりといった上品でない行動は認めない”などです。
「これらは推奨性の規範で、業界の経営管理、サービス品質、スタッフの規範などを改善、レベルアップを促すことができることを期待します」と四川茶館協会監事長の陳万軍氏は言います。2年あまりの調査によると、この基準で経営した茶楼はたいてい、市場での経営効率も良いと言います。
サービス業の品質はスタッフ自身が受けてきたサービスの品質に比例すると言いますが、まだまだサービス業の概念が乏しい地域も中国の地方には沢山あるので、このような基準を1つ作ってレベルを揃えるというのは、中国という市場を考えると有効なのかもしれません。