浙江省が抹茶の輸出に力を入れているようです。
抹茶为浙江茶产业出口带来新动力
今年前三季度,经浙江检验检疫局检验出口的抹茶约9吨,货值22万美元,同比数重量增加78%,金额增加74%。
本篇文章来源于第一茶叶网 原文链接:http://news.t0001.com/a/201512/00003475.html
今年のこれまでの3四半期で、浙江省検査検疫局が検査をして輸出した抹茶は約9トンで、金額は22万米ドルになり、昨年と比べて重量で78%、金額で74%の増加となりました。
品質の良い抹茶は普通の緑茶の価格と比べると遙かに高い値段となります。浙江省紹興の検査検疫局の担当者の話によると、今年紹興御茶村茶業有限公司が輸出した抹茶の価格は1000gあたり25米ドルになり、紹興市の伝統的な大衆茶の輸出価格の10倍前後になるとのことです。
抹茶は中国が原産とはいえ、長年、茶品種、地域、生産設備と国内の消費者の喫茶習慣などの制約から、我が国では抹茶産業が大きくなることができませんでした。ここ数年、労働力のコストや海運のコストが値上がりしたことと、人民元の上昇などの要因も影響し、伝統的なお茶の輸出コストはどんどん上昇し、利幅はどんどん小さくなっています。このために多くの茶葉会社は積極的に高付加価値な新商品の発掘と開発に努力しており、抹茶は栄養価値も高く、文化の裏付けも厚く、様々な食品の材料としても使えるお茶の商品ということで、多くの茶葉会社の成長の新しい方向性になっています。
「茶は高度に加工することで、その価格は数倍にもなります」と紹興局の担当者は指摘します。今年、紹興の茶葉輸出単価は1000gあたり2.9米ドルで、過去最高を更新しました。これには茶の高度加工製品の比重が高まったことが大きく関係しているそうです。
浙江省は茶の生産の盛んな省で、浙江省紹興は全国最大の茶の輸出産地で、輸出量は全国の3分の1に近いです。抹茶はここ数年、様々な輸出用のお茶製品の中で最も優れたものの1つで、多くの茶業者の期待を受けているものです。「抹茶が伝統的な茶産業を復興させることができるかどうかという結論はまだ時期尚早ですが、紹興の抹茶は輸出の新しい注目点となっていて、茶産業の啓発に寄与するのは間違いありません」と浙江省検査検疫局食品所の責任者は述べました。
実際のところ、抹茶は茶の1つの高度加工製品となっていて、製品の付加価値が高いだけで無く、国際市場でも歓迎されていて、さらに大きな発展の余地があります。「抹茶の最も古いものは中国の食べ方でしたが、南宋時代に日本に伝わり、現在日本が世界で最大の抹茶生産国になっています。民族的な思いだけではなく、抹茶は現代人にとってはより人を引きつける特有の”健康属性”もあります」
浙江省は珠茶や眉茶などの輸出用緑茶の中心地ではありましたが、これらのお茶は価格が高くないため、最近の中国国内のコスト高が影響し、段々割に合わなくなってきている製品群です。これと比較すれば、事実上日本が独占状態にある抹茶は非常に与しやすい商材と捉えられているようです。