浙江省紹興市上虞区の名茶である舜水仙毫が、浙江省の推奨ブランドの1つに選ばれたようです。
意気の上がる地元紙の記事をご紹介します。
“舜水仙毫”获评浙江名牌产品 品牌再度升级
日前,浙江名牌战略推进委员会认定2014年度浙江名牌产品,我区茶叶有限责任公司生产的“舜水仙毫(绿茶)”凭借产品质量、市场知名度及生产规模等优势上榜,成为上虞区首个茶叶类浙江名牌产品。
本篇文章来源于第一茶叶网 原文链接:http://news.t0001.com/2015/0112/article_176753.html
先日、浙江省ブランド戦略推進委員会は2014年度の浙江ブランド製品を認定し、上虞区茶葉有限責任公司が生産する”舜水仙毫(緑茶)”が、製品の品質、市場の知名度そして生産規模などの点からリスト入りし、上虞区で初めての浙江ブランドに選ばれたお茶となりました。
取材によると、舜水仙毫(緑茶)の生産栽培、原料の収集、製品加工、製品の検査、販売サービスなどは全て一貫した品質標準化管理の下で行われています。会社は企業標準システムを制定し、これには技術基準と管理基準、産業基準などが含まれます。同時に食品安全管理ハンドブックを作成し、これには栽培、加工、販売、検査などのそれぞれにおける環境の規定と制度が示されており、各段階での記録をすることで管理を行っています。「緑茶」Q/SCY0001Sと言う企業標準は浙江省の衛生庁の認可を経ており、標準化の実行認証、検測管理の認証を行うことで、食品生産許可証(QS)を取得しており、舜水仙毫(緑茶)製品は緑色食品認証も獲得しています。
舜水仙毫(緑茶)ブランドを打ち立てるために、会社側ではブランド成長戦略を実行し、長期的に政府と産業協会が主催する展示販売会に参加するとともに、毎年春茶の茶摘み式を行ったり、茶芸の表演や書画撮影、市民のための品評会や顧客満足度調査を行っているほか、様々なインターネットの販売システムでの販売を行うなどして、ブランドの知名度を高めています。”舜水”の商標は2001年に登録され、これは上虞区が初めて取得した茶類の商標でした。2006年には紹興市の著名商標に選ばれ、2012年には浙江省の著名商標に選ばれました。
会社は舜水仙毫(緑茶)の販売市場の開拓を続けており、小売り部門を設立し、上海茶葉専門店、寧波茶葉専門店、淘宝網茶葉店などの直営店を行うほか、全国供給販売者の販売サイトや浙江緑茶のネット博覧会などのネット販売にも乗り出しており、市場は上海、北京、深圳、寧波江蘇省など10あまりの都市と省に広がっており、年間の販売金額は6000万元あまりに達します。
同時に会社は2社の茶葉専門組合に出資し、”中国有機茶の里”として知られる建徳市の有名な緑茶企業と”茶園提携協議”を締結しました。茶園の提携によって、茶樹の新品種のテスト栽培や茶の新製品の開発と茶の加工工程の改良などの研究を進めることにしています。
上虞区茶葉有限責任公司は区の供給販売組合総社の直系企業で、既に60年あまりの歴史があり、茶の栽培、生産、加工と販売に専門に従事してきました。ここ数年、”茶の産業化、標準化、組織化、生態化”の要求に沿った組織的な生産を目指して経営しています。現在、総資産は1790万元で、自営の茶園は2000畝、組合の茶園は2000畝、予約購入している茶園は4000畝あり、製造工場は4000平方メートルで、茶の備蓄用冷蔵倉庫は500立方メートルあり、2つの化学実験室と茶文化展示センターを擁しています。浙江大学と紹興市農業科学院などの学校や研究機関と緊密に産学連携の関係を構築しており、技術革新と優良品種の導入、製品開発、人材の導入、専門訓練などを行っています。
日本ではまだあまり見かけないお茶ですが、地元政府がかなり力を入れてプロモーションしているようなので、そのうち輸入するお店が出てくるかもしれませんね。