武夷岩茶の焙煎の浅いものが出回り始めているようです。
正岩茶も少量発売されており、今年は出来が良いとのことです。
武夷岩茶正岩茶提前上市 香型及口感更胜去年
七月份,中轻焙火的武夷岩茶陆陆续续上市了,据记者了解,特别是焙中火的品种茶,例如来自马头岩山场的黄玫瑰等,目前也已经卖了将近一个月,这比往年正岩茶至少要中秋前后上市提早了不少,“主要是为了满足客人想尝鲜的心理。”一些商家表示。此外,记者在体验中还发现,虽然很多正岩茶还未完全焙好火,但从香型以及口感上来说,比去年更胜一筹。
本篇文章来源于第一茶叶网 原文链接:http://news.t0001.com/2014/0801/article_172500.html
7月には、中軽火の武夷岩茶が続々と発売されました。私の理解では、特に中火の品種茶、たとえば馬頭岩山場の黄玫瑰などは、既に発売されてから一ヶ月近くになっています。これは例年の正岩茶は中秋節前後に発売されていたよりも、随分早く発売されていることになり、「主にお客さんの早く新茶を味わいたいという心理を満足させるためです」とある業者は言います。
また、私が飲んでみた感じでは、多くの正岩茶はまだ完全に焙煎されてはいませんが、香りのパターンや味わいから見ると、昨年よりもより良くなっているように感じます。
<正岩品種茶の発売が少量ながら早く始まる>
7月中旬、市場に取材に行ってみると、意外にも武夷岩茶の品種茶・黄玫瑰の今年の新茶が既に発売されていました。融慧居の五四店では、店長の蘭文彬氏が「今回の商品は馬頭岩の正岩品種で7月初めには新茶がごく少量発売できました。例年は中秋節前後にならないと発売できないので、多くのお客さんから関心を持たれているようで、一部の人々は新鮮なうちに味わいたいと試しに買って行かれています」と話しています。
取材によると、現在発売されているのは、基本的には全て焙煎の軽い岩茶で、花香の中に緑茶の清らかでフレッシュな滋味が含まれていて、かつ香りが高くて清らかなので、伝統的な火入れの強い岩茶のような”重口味”ではありません。そのため、お茶を最近飲み始めた人や、鉄観音の味のような清らかで淡い味を好むお客さんに好まれています。
<今年の正岩茶の品質はより高くなっています>
私が体験した感じでは、今年の正岩茶の大部分はまだ十分に焙煎されておらず、販売もされていませんが、その”半製品茶”も昨年と比べると、味わいが良く、ある茶葉店で飲んでみたお客さんによると、「今年のお茶は、茶水により潤いがあって、口に入れるとより滑らかで、品種茶の香りはより高いように感じます」という感覚があったようです。
「今年の正岩茶の品質が高くなっているのは、今年の天候が良く、生葉の品質が昨年よりも良好であるというのが主な理由です」と、ある関係者は言います。さらに、今年の製茶の経験は昨年よりも良くなっているので、特に一部の茶葉会社は品種茶を新たに売り出しています。毎年の新茶の販売時期になると市場で消費者の見方を研究し、それらの意見をとりまとめて、製法に改善を加えています。これらのことから、今年の正岩茶がより美味しくなっているのは、天の時と地の利と人の和があってのことだと言えるでしょう、と話しています。
<正岩の大紅袍の新茶は10月になったら味わえます>
伝統技法による焙煎の強い岩茶、特に正岩茶区の大紅袍、肉桂などは、ある業者の話によると、既に水も抜けて、現在、2回目の焙煎を開始したところで、その火の香りがより強いことから、火の香りが抜けるまでの時間も少し長く必要になります。「味わいの重さや、岩韻が十分にあることを好む、熟知したお客さんには、早くても10月前後まで待たないと今年の新茶は味わえないと言います」と、索味茶業の責任者・索莉娜氏は言います。
<さらに深読み:岩茶は急いで新茶を味わう必要はありません>
緑茶、鉄観音のように多くの茶類では、みな新茶を味わうことを好みます。しかし、今年摘まれた岩茶は伝統的な技法で作られるのには時間がかかります。特に低温、長時間の焙煎は特別な技法であり、岩茶の香りの馥郁さと味わいの厚みや滑らかな滋味を決定づけるもので、更に茶の品質の安定をもたらすものです。焙煎が終わった後には”陳放”が必要です。”陳放”(俗に退火と言います)の過程では、ポリフェノール類の転化を促し、茶をまろやかにし、品質を高めることになります。
そのため、鉄観音を飲むのと同じように、新茶を競うように飲むのは実は間違いなのです。そして岩茶の煩雑な製造技法は、焙煎後ある程度の時間を置くことによって決定されるので、火の香りが地域香や品種香を隠してしまうのです。
往々にして1年も保存すると、火の味も消え、製法の香りと地域の香り、品種の香りがバランス良く融合し、香りと茶水が柔らかくなって、香りが長く続くようになり、茶水は更に滑らかさを増し、飲んだときにより良くなります。そのため、一般的に言えば、岩茶はその年の新茶を飲むことにこだわる必要は無く、通常1年置いて、火味が消えて、品種香が現れてきてから、正式に発売できるのです。
当然、多くのお客さんは新茶の火味を好む人もいますが、それを否定するわけではありませんが、数ヶ月おいてからもう一度飲むことを提案します。岩茶は焙煎し終わったばかりの時は火の香りが強く、すぐに飲むと火が強すぎるので、少しの間自然に保存しておくと、火味が少なくなり、さらに保存しておくかどうかは、火の入り方が強いかどうかと保存条件によります。また、焙煎したばかりの岩茶を密封して冷蔵庫で数時間急速冷凍をしたあとは、をすると、すぐに火の味を取り去ることができます。
普段岩茶を飲みつけない緑茶文化圏の人も飲むようになったからか、最近は焙煎の浅い岩茶も多く発売されています。そうした人たちは、新茶を有り難がる傾向が強いので、本来の伝統的な岩茶を飲んでしまうと強すぎて受け付けないということもあるのだと思います。
もちろん、好みなので正解は無いのですが、伝統的な岩茶の味わいというのとは、少し違ってきてしまいますよね。