中国の春茶戦線は、生産・販売ともにほぼ終了しました。
今年の様子はどうだったのか、ということを湖北省のメディアがまとめていました。
高端礼品茶就卖不动 茶叶消费者越来越理性
今年的春茶产销基本结束了,湖北省春茶增产5000吨,产值增加3.2亿元。同时呈现出高档名优茶减产减收,中低档大宗茶增产增收的分化情况。专家认为,湖北省茶叶品牌整合正当其时。
本篇文章来源于第一茶叶网 原文链接:http://news.t0001.com/2014/0621/article_171181.html
今年の春茶の生産と販売は、基本的に収束し、湖北省の春茶は5000トンの増産となり、産出額は3.2億元増加しました。高級名優茶の減産減収と中低級の大衆茶の増産増収という二分化した状況が生まれました。
専門家は、湖北省の茶葉ブランドは統合の時期にあると考えています。
春の初めの気温急低下の影響を受けて、今年、湖北省の茶園開きは正常な年に比べて、平均7~15日遅くなりました。4月に入ってからも、曇りや雨の続く天気に遭い、茶摘みと加工ができる日は10日にも満たないほどで、多くの芽や葉を適当なタイミングで摘み、生産することができなかったため、湖北省の今年の春茶の単位面積あたり生産量は少し低下しました。
「昨年から、高級贈答用茶が売れなくなり、まだ在庫があります。今年は、入荷量を減らしました」と武漢市洪山区のある茶荘の主人は言います。このほか、お茶の消費者がより理性的になってきており、品質を重視して、包装には重きを置かなくなってきているといいます。「以前は多くの人がお茶を買うのは贈答用でしたが、今年は皆自分で飲むために買っています」。
ここ2年ほど、市場環境の影響を受けて、名優茶の生産と販売は未曾有の冷え込みとなっており、大部分の名優茶産地は均しく減産減収になっています。英山県を例に取ると、今年の春の名優茶の生産量は410万kgで、産出額は5.43億元、平均価格は1kgあたり132.43元でした。これを昨年と比較すると、産量で17.14%の減産、減収額は22.58%で、平均単価の下落率は7.64%になります。
名優茶の減産減収と比較すると、大衆緑茶の生産と販売状況は昨年よりも良く、量の増加と値上がりが見られ、販売も好調な局面に入りました。
湖北省の茶園面積は全国第二位ですが、湖北省の茶葉ブランドはほとんど他の省では知られていません。
「ここ数年の成長を経て、私たちの産業化は一定の水準に達しており、最先端の製品開発も備えるようになってきました。私たちに今足りないものは何でしょうか?私たちに欠けているものは、全国や世界に名前の通ったブランドであり、内部での販売の不足と外部へのより少ない販売です」と省の農業庁経済作物所の責任者は言います。
湖北茶の知名度を高めるために、4月下旬、省の農業庁は、省内の40あまりの茶葉会社を組織して北京に向かい、中国国際茶業及び茶芸博覧会に参加しました。省内各地では春のお茶イベント活動を積極的に行い、宜昌三峡茶文化芸術節、武漢第7回茶博覧会などで、お茶のブランドの宣伝に例年以上に力を入れました。
「ブランドがあるのと無いのでは、表現できる生命力が全く違います」
専門家は茶の知名度を高めるためには、販売チャネルを跨がった共同の販売促進が必要で、たとえば、茶産地と地元の旅行局との協力などです。このほか、インターネットの時代においては、茶葉会社は伝統的な宣伝方法を刷新し、電子商取引チャネルでのブランドマーケティングをしっかり行う必要があります、と提案しています。
ブランド力の点で見劣りする湖北省では、高級茶葉の売れ行き不振が響いているようですね。