各茶産地の春茶の状況が出揃ってきましたが、貴州省の主要産地では、寒の戻りで大きな影響が出ていたようです。
贵州重点产茶区匀遭遇“倒春寒”
入春以来,贵州重点产茶区都匀、湄潭、凤冈、贵定等地因遭遇“倒春寒”,春茶开园时期有所推迟,导致明前茶产量大幅下降。
本篇文章来源于第一茶叶网 原文链接:http://news.t0001.com/2014/0422/article_169499.html
春になってから、貴州省の重点茶産地である都匀、湄潭、鳳岡、貴定などの地域では、”寒の戻り”の影響を受け、春茶の開園時期が遅れ、明前茶の産量が大幅に減少しました。
黎平県高屯鎮の桂花台茶園では、機械による茶摘みが行われているところでした。しかし、桂花台茶廠の工場長・呉琼峰氏の話によると、天候の影響を受け、今年の明前茶は僅か1000斤あまりで、昨年は3000斤あまりだったことと比較すると、産量は実に7割前後も少なくなりました。
湄潭県茶葉協会秘書長の羅召氏によると、春節以後の強い寒気の影響を受け、湄潭県の茶園は例年よりも10日あまり開園が遅れました。雹や雨、雪によって新芽が茶園の中で凍死してしまい、気温が持続的に上がるまで待つことになり、新芽の成長もゆっくりになりました。
湄潭県の大部分の茶園は3月25日になってようやく大量の茶摘みが始まり、明前茶の摘採期間が短くなったことから、明前茶の産量が大きく落ち込みました。
「今年の天候は異常を繰り返しており、明前茶には特に影響が大きくなりました。産量は40%以上、下落するとみています。現在、我々の茶園は施肥を行うことができなくて、ただただ予定通りの時期に開園することを望んで茶園を見ているばかりです。みんな”無駄に焦って”いるように見えます。次に考えるべきことは、夏茶秋茶の増産でもって、春茶の損失を補填することです」と貴定県の茶事務所の主任・宋慶元氏は言います。
総収入における多くの割合を占める明前茶が70%減というのは、非常に痛すぎるのではないかと思います。天候に依存せざるを得ないのが茶業ではありますが、これはさすがに大変なことです。