清明節を前に浙江省の名茶の多くが出揃っているわけですが、肝心の売れ行きの方はどうでしょうか?
浙江明前茶销售近10年“最冷清”
每年的这个季节,都是明前茶的销售旺季。不过今年,无论是茶农还是杭州本土知名茶企均感受到了一份隐约的寒意:问价的爱茶人士不少,但愿意掏腰包的却寥寥无几。
本篇文章来源于第一茶叶网 原文链接:http://news.t0001.com/2014/0401/article_168805.html
毎年、この時期は明前茶の販売が盛んな時期です。しかし、今年は茶農家も地元杭州の有名な茶葉会社も、ひとしく寒さを感じているようです。価格を聞く茶の愛好家は少なくないのですが、しかしポケットからお金を出す人が少ないのです。
「価格は少なくとも3分の1は下落しました」
代々、龍井村の茶農家の江おじさんは、どうしようもないという風に見えます。
龍井村は西湖龍井の5つの中心産地のうちの1つで、毎年の龍井春茶は、茶農家の1年間の収入のうちで、最も大切な収入源です。
例年この時期には、各地から高級茶の予約購入がひっきりなしなのですが、今年はそれもいくらかある程度で寂しいものです。
杭州正浩茶葉有限公司は杭州市郊外の西部にある梅家塢村10号にあり、ここは西湖龍井茶の著名な原産地です。会社の董事長の廬江梅氏は、今年の新茶の販売は非常に冷え込んでいるとはっきり言います。
「例年この時期は、まさに明前茶の販売がもっとも盛んな時期です。しかし、今年3月20日に西湖龍井の新茶が発売されてから、会社にやってくる馴染みのお客さんはいつもの20~30%ほどです」と廬江梅氏は言います。
今年の天候が昨年よりも寒かったため、西湖龍井の新茶の発売時期は昨年よりも10日ほど遅くなりました。3月の販売量は昨年の同時期と比べると、ほぼ半分に減っており、ここ10年ほどの同時期と比較してももっとも”寒い”と言えるかもしれません。
彼によれば、「大体70%の高級龍井茶は、どれも大口の顧客によって購入されていき、そうした人は全国各地にいます。彼らの多くは、長年販売をしてきた馴染みの客であり、多いときは1度に100斤あまりの予約があり、少なくても10斤はありました」。このような馴染みの客は、多くは各地の党政府の部署で、一部は経営者でした。
茶葉業界の”寒い冬”に直面し、各茶葉会社は積極的に変革を行っています。正浩茶葉公司では、ネット上での販売を強化したり、中低級の茶葉の販売を強化するなどの方法を採っています。
廬江梅氏によれば、西湖龍井茶のリーディング企業の1つとして、会社は周囲の茶農家の”寒い冬”を乗り切るための助けになりたいと考えており、潜在的なリスクのある中で、茶農家の一部の茶葉を購入しています。
廬江梅氏の言葉を借りるならば、「このような状況になったからには、リスクがあろうと言えども、私たち企業のやり方は彼らよりもやや多いです」と言います。
同様に、杭州の別の地元茶葉会社である獅峰茶葉有限公司もまた、同様の問題に遭遇しています。彼らの考え出した方法は、茶葉の価格帯を広げ、これによってお茶のファンたちを引きつけるというものです。
「例年と比べて、高級茶の販売量がかなり減りました。このため、私たちは茶葉の価格ラインナップを広げ、最も安いもので600元、700元前後の茶葉を揃えました。例年であれば最も安いものでも1000元前後でした。このほか、会社では高級贈答用茶のパッケージを減らし、いくつかの簡素な包装や少量パッケージの茶葉を増やしました」と、杭州獅峰茶葉有限公司の営業マネージャーの程琴氏は言います。
これについて、西湖区龍井茶産業協会会長の商建農氏は、現在、高級茶、贈答品茶の販売量は例年と比べて確実に落ちているが、新茶はまだ発売されたばかりで、今後の成長の状況は言える段階には無く、茶葉会社が自分たちの具体的な状況に応じて、様々な販売促進手段をとることが必要でしょう、と話しています。
昨年は茶摘みが早かった分、今年の3月の販売量は随分冷え込んだ印象になっているようです。
今後は気温も上がってくるので、産量も増えてきますから、各メーカーが力を入れる中・低級茶葉の供給が増してくるので、そのあたりを見てみないと、全体の趨勢はまだわからないと言ったところでしょうか。