四川省雅安市名山区の蒙頂山茶の茶摘みが一部の地域で始まったようです。
立春は既に過ぎ、雨水がまもなくやって来ます。
名山区の静寂に包まれた冬の茶園では新緑が芽吹き始めていて、蒙頂山茶の春茶の茶摘みシーズンに入り、茶農家たちは茶園に入って今年の春茶の茶摘みを始めました。
ここ数日、天気が晴れ渡り、気温が上昇するに従い、二月の名山区紅星鎮金鼓村の茶園には、春爛漫となりました。
太陽の下で遠くまで見やると、”大地の指紋(訳注:茶園の畝の様子を指紋に見立てている)”の間には点々と新緑が満ち溢れていて、茶農家たちは竹かごを背負って茶園を動き回り、両手を使って熟練した手つきで新芽を一つ一つ摘んでいました。
紅星鎮金鼓村の第三組の茶農家である鄭還東さん:「昨日(2月17日)に茶葉市場が茶葉の買い付けを始めたと耳にしたので、2日間とも売りました。私たちは昨日、17日から茶摘みを始めて、昨日は5斤半を摘んで売りに行き、600元あまりで売れましたが、良い値段だと思います」
紅星鎮金鼓村の第三組の茶農家である鄭還頂さん:「この2日間の茶葉はとても良くて、摘む人も多いです。価格はおおむね1斤120元ほどで売れます。私たちはもっと多く摘んで、もっと稼ぎたいと思っています!」
まもなくやって来る春茶の製造ブームを迎えるために、ここ数日、蒙頂山茶紅星加工園では、蜀味珍茶業の責任者が生産工場の設備の点検や清掃を強化していました。春茶の販売前の準備作業のためです。
蜀味珍茶業の責任者・周陽彬さん:「我が社の設備は既に調整を終えていて、現在、衛生面の掃除を行っているところです。春茶の大量の販売の際に順調に生産ができるようにしています」
取材によると、今月末には蒙頂山茶は広範囲で茶摘みシーズンを迎える予定とのことです。
蒙頂山茶の中心産地の茶摘みは例年だと、2月末なのですが、既に茶摘みが始まっている地域もあるようです。
今年は少し早まるのかもしれません。