白茶の産地である福建省福鼎市で、白茶の国際会議が開催され、そこで”世界白茶発祥地”の称号が授与されたとのことです。
12月1日~2日、中国食品土畜進出口商会、国際茶業委員会が主催し、”緑色発展、白茶有福、世界共享”をテーマとした、2022年国際白茶フォーラムが福鼎で開催されました。
今回のフォーラムにはロシア、インド、イギリス、フランス、日本、オーストラリアなど10あまりの国家の外交官、茶業協会の代表及び国内外の茶人の代表が一堂に集い、国際的な白茶産業の成長の方向性を決定づけ、共に協力できる友好関係の確立を推進し、資源の共有や相互利益などの国際的なプラットフォームとなっています。
世界の白茶は中国にあり、中国の白茶は福鼎にあります。主催者によると、福鼎白茶の歴史的起源と独自に有する茶資源の蓄積、そして白茶産業のクラスターレベルが世界で広く認知されていることなどから、国際茶業委員会は福鼎市に”世界白茶発祥地”の称号を授与することを決定し、中国食品土畜進出口商会は福鼎市に”世界白茶文化産業科学技術センター”の称号を付与することを決定したとのことです。
現在、福鼎市の茶園の摘採可能面積は30.5万畝で、2021年には茶葉の総産量3.4万トンを実現し、そのうち白茶の産量は2.65万トンです。茶産業の総合産出額は137.26億元で、前年比で14.8%の伸びとなっています。しないには全部で571社の茶葉生産加工企業がSC認証を取得しており、364社の茶葉企業が福鼎白茶証明商標の使用権利を得ていて、国家、省、市、県級の茶業龍頭企業が167社あり、38万人の茶業に従事する人々に増収の道を開いています。
ここで出てくる国際茶業委員会とは、1933年に設立されたInternational Tea Committeeのことで、日本も含むた世界各国の茶業団体をメンバーに持つ国際的な組織です。
そこの認定を得たということなので、福鼎市は今後、白茶発祥地の名前をどんどん使っていくことになりそうです。