福建省原産の烏龍茶向きの品種に梅占という品種があります。
この原産地で老茶樹の茶摘みがあったそうです。
4月29日、第1回の国家級茶樹品種である梅占の原産地、泉州市安渓県の芦田鎮三洋村の百年梅占老茶樹の茶摘みが正式に始まりました。芦田鎮人民政府鎮長の林少斌氏、副鎮長の余海雄氏、福建農林大学安渓茶学院茶学系主任で、泉州市三洋梅占専門家工作所の首席専門家である高水練氏、福建安渓三洋梅山岩茶葉専業合作社理事長の楊福丁氏と一部の茶農家が茶摘み開始の式典に参加しました。
取材によると、近年、芦田鎮党委員会、政府の正確な指導の下、焙煎茶は農村振興のなかでより大きな役割を果たすようになっています。高水練氏の調査による認識では、ここの梅占茶老樹は科学的に管理されており、土壌の深さや厚み、有機質の含有量が高いことなどから、百年の歴史があるといえども、茶樹が元気であり、新梢や葉が大きく緑色をしていて、依然として活き活きとしています。林少斌氏は梅占が芦田鎮の茶葉生産の中で重要な地位を占めていることを称賛し、なかでも梅占百年老樹の産量は高く、品質も優れていて、芽や葉も肥えて立派で、茶葉の香気も濃郁で高く、味わいも濃厚で、戻りの甘さがあり、煎も効くことから、消費者からの好評を広く博しています。毎回の茶摘みの季節になると、各地の茶商が三洋村にやって来て、奪うように梅占で作られた烏龍茶と紅茶を買っていくので、茶農家たちの重要な経済的な支柱になっているとしています。
梅占老茶樹の高さは約3mで、茶園は棚田のようになっていて平らではありませんが、茶農家たちは屈強な力と優れた技術で、はしごや踏み台などを使いながら、熟練した手つきで手摘みを行っていました。百年老茶樹の保護を重視した茶摘みは茶樹の長い歴史の伝承のためであり、さらには茶農家たちの長い目で見た時の利益にも適合し、科学的な理論に基づいた指導の下で、百年茶樹の茶の香りはさらに濃郁なものになり、長く続くだろうと信じています。
取材によると、三洋村は安渓県の北西部にあり、芦田鎮とは10km離れていて、海抜は803mで、高山の盆地であって四方を山に囲まれ、鼎のような形をしていて、雲霧がたなびき、気候は涼しくて爽やかで、様々な茶樹の栽培に適し、国家級茶樹品種である梅占茶の原産地です。この保護園は350畝ほどあり、そのなかには百年以上の梅占の茶樹が50畝あまりあり、香りが濃郁で高く、味わいが濃く重いという特性があって、烏龍茶の製造に向くだけでなく、紅茶、白茶の品質特性もまた優れたものです。
梅占は水仙と同じように半喬木型の茶樹なので、写真のように少し高い木になります。
老叢の梅占ということだと思うのですが、飲んでみたいものです。