雲南省普洱市の景谷タイ族イ族自治県で生産される景谷大白茶が、地理的表示製品となるための審査を受けており、先日、専門家チームによる現地調査があったそうです。
8月17日~19日、『農産品地理標志管理弁法』の規定と順序に従い、雲南省緑色食品発展センターが組織した専門家チームが我が県の申請した”景谷大白茶農産品地理標志”に対しての現地審査と認定を行いました。
審査の過程で、専門家チーム一行は、我が県の茶産業の発展状況報告を聞き取り、さらに民楽鎮の景谷大白茶原産地である秧塔村に分け入って実地視察を行い、景谷大白茶の産地環境、地域範囲、栽培、加工、農業投入品の保存と農事(管理)書類の記録、茶葉生産管理過程における品質コントロール措置、生産管理制度の執行と製品の自主検査などの状況を確認しました。
”景谷大白茶”農産品地理的表示製品品質鑑定会では、専門家チームは申請書類を現地で閲覧し、申請書類における申請者の資質、農産品地理的表示品質コントロール技術規範、現地での審査の結論と関連する補助証明資料などを組み合わせて、審査と討論を行い、修正提案を提出しました。ならびに”景谷大白茶”の官能特性と色、香り、味、形などを現場で鑑定しました。審査と鑑定を経て、”景谷大白茶”は省レベルの現地審査と認定をパスしました。
続いて、景谷県は審査チームの意見と提案に基づき、速やかに完璧な申請書類となるよう補充し、早期に中国緑色食品発展センターと専門家の審査を申し込んで通過させ、農産品地理的表示製品ブランドの建設と産業発展の模範、牽引、活性化の作用を発揮して、茶業の高品質な発展を進めます。
景谷大白茶は、雲南大葉種の中でも芽が太く産毛も多い品種であり、プーアル茶の他、白茶などにも用いられています。
少しブランド力に劣るところがあったので、地理的表示製品指定をきっかけにブランド化をしていきたい意向のようです。