近年、茶業の躍進が著しい貴州省ですが、日本との繋がりも生まれているようです。
贵州省投资产业智库专家、日本贵州之友会副会长靳飞: “放心”贵州茶必将大有作为
2016年、初めて貴州にやってきた靳飛氏は、一杯の貴州茶を試したことから、貴州との間に”茶縁”が結ばれました。
「貴州の茶は安心な地方で育ち、安心な人々によって作られます」と貴州省投資産業シンクタンクの専門家で、日本貴州友の会の副会長である靳飛氏はこのように貴州茶を評します。
貴州茶はなぜ安心なのでしょうか?
「貴州のお茶に対する”清潔”の意識は非常に根強いのです」何度も貴州を訪れていますが、靳飛氏が最も印象深いのは、日本の訪問団を率いて湄潭で茶産業をしたときのことで、「その時、私は無意識のうちにある茶園の女主人が、スタッフが茶杯を洗うのが不十分だったため、すぐに懐の子供をそばに置いて、自分で綺麗に洗い始めたのです」。
靳飛氏は、「貴州の民間の風俗は素朴で、貴州の茶人たちは”清潔”さを茶業のあらゆる細かな部分に溶け込ませているのです」と感嘆します。
生まれつきの優れた自然環境、良好な生態環境、貴州の植物の多様化により、貴州は多くのお茶の”お宝”を生んでいます。靳飛氏は「私が日本の視察団を連れて、梵浄山の麓へ行ったとき、何気なく”カフェインを含まない”お茶を発見しました。このお茶は国際的にも有名になり、一種の流行にもなりました。これはとても得難い品種ですが、梵浄山ではあちこちで見ることが出来、これも貴州のお茶の資源が十分に豊富であることを証明しています」と話します。
今では、貴州茶についての理解が深まるにつれ、靳飛氏は貴州茶が好きなだけではなく、積極的に貴州茶のプロモーションを行っています。彼の影響により、日本の主流社会の多くの人は貴州茶の愛好者になっており、2019年日本の東京大学の学園祭で行われた”中国茶館”イベントでは、テーマは貴州茶を味わうになっていました。
同時に靳飛氏が所属する日本貴州友の会は貴州と日本の間に”茶の架け橋”を積極的に作っています。靳飛氏によると、日本のゼンショーグループ(泉盛集団)とハラダ製茶と貴州貴茶有限公司は深く協力を行っており、3年連続で日本のお茶の専門家が貴茶茶園にやってきて、茶農家に茶の栽培を指導し、キッツ遊茶の品質を高めようとしています。現在、ゼンショー社では既に貴州紅茶を傘下企業の飲料として導入することを正式に決定しました。
「日本と貴州が共同で開発する抹茶プロジェクトも展開がまさに始まっていて、双方の共同目標は貴州を、日本を除いては世界最大で品質の最高の抹茶生産地とすることで、日中が手を携えて、一緒に抹茶を全世界に広めることです」靳飛氏によると、松屋は既に若い人たちに大変受け入れられており、抹茶から繋がる製品の種類は大変多くあります。なかでも日本は抹茶之消費大国であり、市場全体の需要量も高く、貴州は中国のお茶の栽培面積では最大の省で、抹茶を生産することは目下の国内外の市場の要求に適うものです、と話します。
「将来、貴州茶はさらに独特の姿で世界に向かうことになるでしょう」と靳飛氏は言います。貴州の茶産業は貧困を脱するために堅塁をつくり功労を行って、多くの茶農家がお茶によって貧困を脱しました。これは中国茶市場で未曾有の記録です。貴州茶の資源はより深く発掘する価値があって、まずはお茶に対しての研究を行い、作るだけではなく文化の面でも研究が必要で、さらには科学的な角度から再出発し、1つまた1つと茶の科学によった茶業ブランドを作るべきです。貴州省は近年急速な発展を遂げているという背景のもとに、より良いブランドを作るという雰囲気があり、茶産業の高度加工のレベルも高まり、貴州茶は清潔、安心のほかにも、より高度な国際的な飲料になっていくべきなのです。
近年、貴州は茶のプロモーションに力を入れており、貴州茶の影響力はどんどん大きくなっています。「私たちは、日本でも一種の”貴州ブーム”が行っていることに注意しなければなりません。貴州の産業はどんどん日本で歓迎を受け始めていて、貴州茶以外でも、貴州料理などは多くの日本人に好まれていて、ゼンショーグループでも貴州の”三椒飯”を売り出したところ、日本の消費者に大変歓迎されました。今日の貴州はこれまでとは違い、新しい角度、新しい理念、新しい技術などの角度から貴州を観察することで、私たちが出した結論は、貴州はまさに天地がひっくり返るような変化をおこなっているところで、これは私たちが最も深く体験していることです」と日本の人々の目に映る貴州について、靳飛氏は話しました。
「今は世界と貴州がお互いを発見する時代なのです!」と靳飛氏は信じており、貴州省の交通と情報は急速に発展しており、既に貴州省と世界の繋がりは新しい局面に入っています。貴州は茶産業などの新しい名刺を通じて、貴州の国際的なイメージを作って行くところで、日本と貴州が継続的に茶業に関しての協力を強め、日中双方が共同で東方の茶文化、茶ブランド、茶技術を世界に分かち合うべきです。貴州の茶産業が必ず大きくなることを確信しています。
日本貴州友の会の方なので、いささかバイアスのかかった主張ではあるのですが、貴州の茶業は日本の大手の商社さんなども絡んでいたりして、かなり大きな動きになっていることは事実です。