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スーパー台風・ムーランティが福建省を直撃

過去70年で最強クラスの台風といわれていた台風14号・ムーランティ(MERANTI)が台湾と福建省を直撃。現地では大きな被害が出ているようです。

台风“莫兰蒂”过境 茶乡福建安溪互助自救

台风“莫兰蒂”过境,让“中国乌龙茶之乡”福建安溪县遭受严重影响,部分乡镇和城区出现严重内涝、树木倒塌、农田被淹,造成经济损失估算近6亿元人民币。17日,安溪县各村镇灾后恢复重建工作正有序进行。

本篇文章来源于第一茶叶网 原文链接:http://news.t0001.com/a/201609/00005417.html

台風”ムーランティ”の通過により、”中国烏龍茶の郷”福建省安渓県では深刻な影響を受けていて、一部の郷鎮と市街地では深刻な冠水、木が倒れる、耕地の浸水などで、経済損失はおおよそ6億人民元に上ると見られています。17日、安渓県の各村鎮は、災害後の復旧作業を進めています。

安渓県虎邱鎮の九九天成ブドウ園に行ってみると、ブドウの木の枝が折れ、葉っぱは散り、ビニールハウスの骨組みはねじ曲がって変形し、壊れ果てた光景が広がっていました。

「ビニールは全て無くなってしまい、ブドウも同じように無くなってしまいました。損失がより深刻なのは鋼鉄製の骨組みで、大体半分ぐらい倒れました」とブドウ園の園主である陳小平さんは従業員と共に応急措置を行っていました。彼によれば、「元々100畝あまりのブドウ園は始まってから既に2回目の結果で、多くは台湾から導入した優良品種で、大雨と強風によってこの園が受けた直接的な損害は300万元あまりで、再建の費用は普通ではありません」と言います。

「労働力が不足しているので、我々も協力し、鎮政府も資金を投じてできるだけ補充しています」と安渓県虎邱鎮の党委員会書記・張文深氏は言います。

藍田郷九礤村信品源牧業有限公司の責任者・楊樹全氏は、郷、村の幹部と熱心な村民たちと一緒に、シャベルを持って養殖場の整理を少しずつ行い、既に2日が経過しました。「養殖場の中には多くの木が吹き倒されて、根っこも引き抜かれてしまいました。ニワトリ、アヒルの飼育エリアの損害は深刻で、屋根の板やコンクリートの瓦は全て暴風によって吹き飛ばされてしまい、菜園の野菜は全て水に浸かってしまいました」。今回の災害について話すと、楊樹全氏は心を痛めていて、「ニワトリは二千匹あまり死んで、アヒルも数十匹死んでしまいました。鶏小屋とアヒル小屋は全部修繕が必要で、本当に損失は深刻なものです」。

楊樹全氏は、皆の協力の下で、死亡したニワトリやアヒルは既に無害化の処理を行っていて、生き残った1万匹近いニワトリとアヒルは全て安全な場所に移されました。現在、ニワトリ小屋とアヒル小屋は修復、消毒、防疫と寒さに凍えた家畜の治療などが順次行われています。

藍田郷の郷長の劉暁東氏は、「私たちは災害後の損失状況調査の統計を基に、積極的に上の部署と掛け合って、救済援助資金と物資を獲得し、農民たちの復興の資金のプレッシャーを少しでも緩和したいと思っています」と述べました。

17日11時迄に、安渓の全県の被災人口は19.32万人、倒壊や損壊を受けた家屋は500軒あまり、耕地の被災面積は9.89万畝で、410カ所の水利施設が損壊し、水力発電所は2つ壊れました。安渓県農茶局は既に各郷鎮に職員を派遣して農作物の損害状況の見積もりと報告、苗や種の補助などで、損失をできるだけ減少させるように指導しました。保険会社もまた耕地などの被災状況の確定と賠償の請求の処理に力を入れています。このほか、災害後の復旧と生産者の応急措置と災害の損失見積もりと報告作業も引き続いて行っています。

取材によれば、17日午前8時迄に、安渓では90%の電力供給が回復し、残る被害を受けた電力網も今晩には全て回復し、正常に電力供給が行われる見込みとのことです。

 

具体的な茶園の被害状況は掲載されていないようですが、10月半ばには鉄観音の秋茶の収穫シーズンでもあるので、その作況に影響が出ないかどうか心配されるところです。

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