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浙江省の茶葉会社が新三板市場に登録

中国の茶葉会社の中には株式上場を目指す動きが広まっていますが、中国版の店頭取引市場である新三板市場に浙江省の茶葉会社が登録されたようです。

浙江茶企来了 新三板市场成龙头企业融资新通道

8月29日,浙江茶乾坤食品股份有限公司将自己的名字写在了新三板上,成为我省首家在新三板挂牌的企业,也是全国第二家在新三板挂牌上市的茶叶企业。据介绍,这次该企业在资本市场上的融资将重点用于研发茶叶深加工产品、品牌和渠道建设、设备的升级等方面。

本篇文章来源于第一茶叶网 原文链接:http://news.t0001.com/2014/0901/article_173479.html

8月29日、浙江茶乾坤食品股份有限公司は自分の名前が新三板市場に掲載されることになり、我が省で初めての新三板銘柄の企業となり、全国でも2番目の新三板市場に登録した茶葉会社となりました。取材によると、今回の会社の今回の資本市場での資金調達は、茶の高度な加工製品の研究開発と、ブランドと販路の建設、設備のグレードアップなどに重点的に用いられるそうです。

新三板市場ができてから、多くの農業企業はこれを資本市場に参加して資金調達を行う良い手段として意識してきています。取材によれば、新三板市場に登録するために、この会社は速やかに株式制に移行し、公開株式の移転などの説明の流れを受け、今年7月末に新三板銘柄としての審査を完了し、そして遂に8月29日に正式に登録されました。

正式に登録する前に、”茶乾坤”の古くからのマネージャー・爵杉氏は、既にメリットを感じていました。「ネット上に審査に通過したことを発表すると、投資会社や業界の市場関係者から電話で会社の成長状況について尋ねられるようになり、わざわざ足を運んで視察に来るところもあり、積極的に提携の話も持ちかけられました。銀行も私たちの与信額を高めてくれました。以前なら、このような対応は私たちのような小さな企業では考えられなかったことです。」

”茶乾坤”は2006年末に設立され、茶の高度加工製品の研究開発、加工、販売を一体で行う現代的な農業科学技術企業です。会社は既に茶葉、穀物茶、ハーブティー、健康茶など4シリーズで40あまりの種類を自主開発しており、そのうち60%以上を日本、アメリカなどの先進国のスーパーマーケットに販売しています。昨年末までに会社の売上高は2000万元に達し、正真正銘の小企業ということができるでしょう。

長らくの間、農業企業の資金調達の方法は主に銀行からの融資に頼っていました。しかし、担保の不足や、天候による不安定さ、価格変動の大きさなど元々の弱みもあり、農民への貸し付けは難しく、企業もまたより大きくなるための歩みに制約が加えられていました。ここ数年、浙江省は如何にして農業企業の資金調達の難問をクリアするか、さまざまな取り組みを行ってきました。たとえば、土地や宅地、森林権などを担保に貸出を行うことを推奨したりして、担保不足をある程度解消し、企業の資金需要を少し満たすことができました。

しかし、農業企業の規模が小さく、収益がとりわけ高くも無いことなどから、低コストで、効率が高いもののハードルの高い資本市場に、農業企業が飛び込んで資金調達を行う例は極めて少なかったのです。浙江省の農業庁の統計によれば、省内では56社の国家級農業龍頭企業があり、430社あまりの省級農業龍頭企業と7000社あまりの県級農業龍頭企業がありますが、主要市場に上場している企業はわずか12社しかありません。
「比べてみると、中小零細企業の成長において資本市場のサポートが得られる制度の革新は、敷居の低い新三板市場が我が省の農業龍頭企業の新しい資金調達方法として有望であるように思えます」と省の農業庁の責任者は話しています。

 

小さな会社でも資本市場から直接金融で資金調達をさせようという動きのようです。
この会社は設立から8年での登録ということで、かなりのスピード公開ということができそうです。
日本でも2000年頃に東証マザーズやヘラクレス市場などができて、IT企業がバンバン上場していった時代がありましたが、中国の茶業界もそのくらいのスピード感で成長していると言えそうです。

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