食の安全の意識が高まっていることから、最近人気を集めているのが有機茶です。
しかし、有機とは名ばかりのお茶も少なくなく、市場では混乱が見られるようです。
有机茶市场混乱:成本比普通茶翻倍 多数无认证
记者数次走访广州的茶叶批发市场发现,打着有机茶旗号的茶叶,售价比普通茶叶贵50%~100%。相关数据显示,目前我国仅20多个生产商获得有机茶的相关认定资格,通过国际有机认证的茶企仅有3家,中国茶叶的种植总面积是211万公顷,拥有有机认证的面积不到2万公顷,有机茶在茶类中占比不到1%。价格却比普通茶叶贵五到六倍,甚至几十倍。
本篇文章来源于第一茶叶网 原文链接:http://news.t0001.com/2014/0723/article_172206.html
何度か広州茶葉卸売市場に取材に行ってみると、有機茶の表示のある茶葉は、普通の茶葉に比べて50~100%高く販売されているようです。
ある統計によれば、現在我が国では20あまりの生産メーカーしか認定資格を取得しておらず、国際有機認証を得ている茶葉会社はわずかに3社しかありません。中国の茶の栽培総面積は211万ヘクタールありますが、有機認証を得ている面積は2万ヘクタールにも満たず、有機茶が茶類に占める割合は1%にも届いておらず、価格も普通の茶葉よりも5~6倍ほど高く、中には数十倍になるものもあります。
<多くの”有機茶”は認証を得ていません>
広州のいくつかの茶葉市場では、どこでも自称有機の量り売りのお茶を見かけますが、いずれも有機認証など情報は見られません。また、淘宝網(訳注:中国のインターネットモール)でも”有機茶”というキーワードを入力してみると、100ページあまりの関連商品が出てきますが、それらの大部分の製品の包装には有機認証の標章や証書などは見られませんでした。
調べてみると、農業部は2002年7月25日に有機茶の業界基準を発表しています。
我が国においては、茶は品質の高いものから順に緑色有機茶、緑色食品茶、無公害茶、一般常規茶に分けられます。
有機茶は有機農業の方法によって生産加工が行われた茶葉のことで、生産過程の中で人工合成された化学肥料や農薬、植物生長調整剤、化学食品添加物などの物質を用いることは認められず、さらに国際有機農業運動連合会(LFOAM)の基準に適合していなければならず、有機(天然)食品認証機関による認証を受ける必要があります。本当の有機茶認証は毎年1回検査を受け、毎年認証機構は茶園に出向いて土壌、空気、水源の品質などを検査します。
<有機茶のコストは普通のお茶の倍以上>
取材してみると、有機茶のコストは普通のお茶の倍以上です。なぜなら。まず有機農業の基準に達するためには、製品には農薬を撒くことができず、機械化された栽培、管理を行うことができず、茶園の栽培管理は人手で行わなければなりません。そして、本当に有機茶を作ろうとするならば、企業は産量を犠牲にしなければなりません。
広西億健茶葉有限公司の董事長・李遠昌氏は取材に対し、春茶と秋茶しか摘まないので、有機茶の産量は普通のお茶に比べると、4分の3ほどに少なくなると話しています。
ある業界関係者によると、現在は大益などごく少数の大企業が、少量の製品に関してのみ有機茶の認証を取得しており、有機茶の種類と産量は非常に限られている、と話します。その上、有機茶は価格の面でも普通の茶葉より高くならざるを得なくなり、「比較する物が無いけれども、違う山で作られたお茶の価格差よりも大きい」と、この関係者は話しています。
中国農業科学研究院茶葉研究所のレポートは、有機茶は必ず国家認証管理委員会に認められた専門の認証機関によって、GB/T 19630「有機製品」の国家標準と関連する規則に従った認証を受け、さらに製品を販売する際の最小の包装ごとに中国有機認証商標と認証コード、認証機関名と標章を表示することによって、ようやく市場で販売できるのです、と指摘しています。
市場で売られている有機茶の多くが、認証をきちんと取っていないもののようです。
中には認証を取らないまでも、きちんとした有機の管理をしているものもあるのかもしれませんが、やはり有機として売る以上は定められた手続きを経ていなければなりません。
有機茶を買うなら、正規販売店で買うなど、それなりの対策をしなければ行けなさそうです。