日本の茶産地同様、中国でもウンカは産量を減少させる害虫とされています。
この被害を小さくするための現地の防除策をご紹介します。
元阳县全力抓好春夏之交茶园小绿叶蝉防治工作
茶小绿叶蝉俗称浮尘子、叶跳虫,发生普遍,全国各产茶省均有发生。小绿叶蝉分为茶小绿叶蝉和假眼小绿叶蝉两种。其中以茶假眼小绿叶蝉发生危害为主,是主要茶叶害虫之一。茶小绿叶蝉以成虫、若虫刺吸茶树嫩梢叶液,受害叶片主侧脉变红,叶尖、叶缘变红褐枯焦;受害新梢节间缩短,芽叶萎缩。芽梢生长缓慢或停止,新芽减少,甚至不能发芽。严重时新叶全部焦枯脱落。以后抽出芽头缩小,从而影响产量和品质。成品茶条索松散,碎末增多;冲泡后汤色浑浊,滋味苦涩,香气失常。
本篇文章来源于第一茶叶网 原文链接:http://news.t0001.com/2014/0515/article_170176.html
チャノミドリヒメヨコバイ、通称ウンカ・葉飛び虫は、どこでも発生し、全国の茶産地でほとんど発生します。ミドリヒメヨコバイは、Empoasca pirisuga MatumuraとEmpoasca vitisの2種類に分けられます。そのうち、Empoasca vitisは主に危害を与えるもので、茶の主要な害虫の1つです。
チャノミドリヒメヨコバイの成虫、幼虫は茶樹の新芽の梢から液を吸うことで、葉の主脈を赤く変え、葉先や葉の縁は赤褐色に焦げてしまいます。被害に遭った新芽は節間が縮んで短くなり、芽や葉は萎れてしまいます。
芽や梢の生長はゆっくりになるか停止してしまい、新芽は減少し、しまいには発芽もしなくなります。深刻なときには新しい葉は全て変色して落ちてしまします。
それ以後に出てくる芽は小さくなってしまい、産量や品質に影響が出ます。
こうしたお茶を製品にすると、大きさはバラバラで砕けた粉末が多くなります。淹れた後の水色は濁っていて、味は苦くて渋く、香りも正常さを失います。
<防除方法>
ミドリヒメヨコバイの黄色いものに向かう原理を利用して、黄色い板の誘殺板を用意します。これは黄色い板の上に環境保護専用のゴムを塗ったもので、虫が飛び上がって黄色い板に衝突したときに、黄色い板の上のゴムが粘着し、死に至らしめるのです。虫を誘殺する目的であれば、1平方メートルの茶園に対し、黄色い板を2~4枚設置することによって、虫害をよくコントロールできます。黄色い板を掲げる高さは、茶樹のてっぺんから20cmほど高いところが良いでしょう。
このほか、冬の茶園管理を良くすることで、ミドリヒメヨコバイが越冬できる環境を取り除いてしまうこともできます。毎年秋茶の茶摘みが終わった後に、茶園を全面的に耕して、20cmぐらいの深さに掘り、その堀の内部をさらに掘って施肥用の溝を作ります。溝の深さと広さは30~35cmぐらいが良いでしょう。掘った溝の中に茶畑を整理して出てきた雑草と有機肥料を混ぜて入れ、これを基礎肥料とします。その後に土をかけて固め、新しい土面を作ります。茶園の状況によっては、土面を草で覆ったり、緑肥になるような植物を植えることもあります。
日本の消費者の中には、東方美人のイメージがあるためか、ウンカに寛容なことも多いのですが、一般的な農家にとっては産量は減少するし、品質は低下するしということで害虫と見做されています。
農薬を使わずとも、黄色い板に向かってくるという特性があるそうなので、これを活かした殺虫板というのが用いられているようです。