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上海での春茶価格、全体的には安定

各茶産地から茶摘みの便りが届いていますが、消費地での価格など市場動向はどうでしょうか?
上海の業界団体が発表した情報をご紹介します。

春茶开始陆续面市 价格总体平稳

上海市茶叶行业协会前天发布消息,从浙江、江苏、安徽、江西等地的茶协、茶农和茶商处了解到,江苏、安徽、浙江的南部和江西茶区已有量开采,从总体上来看,目前春茶茶叶品质良好,价格基本上保持去年水平。

本篇文章来源于第一茶叶网 原文链接:http://news.t0001.com/2014/0326/article_168550.html

上海市茶業協会が一昨日発表した情報では、浙江省、江蘇省、安徽省、江西省などの茶葉協会、茶農家と茶商からの話によると、江蘇省、安徽省、浙江省の南部と江西省の茶産地では既にある程度の量が摘み始まっており、全体的に見ると、現在の春茶の品質は良好で、価格は基本的に昨年の水準を維持しています。

浙江龍井、開化龍頂などの早熟品種は既にかなり大量に”九星”、”大寧”などの大きな茶葉市場で発売されており、販売価格は1斤300~1000元ほどです。
上海”黄隆泰”、”叙友”、”愉香”、”泰昌”、”古峰”などの老舗茶荘では、3月21日から続々と西湖の産地から少量の新茶が到着しており、店頭に並んでいます。しかし各店とも十数斤から数十斤ほどの量しかありません。特級茶の販売価格は多くは3000~5000元です。
西湖龍井茶協会によれば、3月28日、西湖龍井茶摘みまつりが開かれる頃には、西湖龍井茶はもう少し量が摘まれるようになり、西湖龍井茶の味わいを代表する地元の在来種も茶摘みが始まる見込みです。

梅家塢の茶農家周さんの話によると、西湖龍井は数日前から摘み始めたところで、摘み始めたのは早熟品種の龍井43号です。梅家塢の地元の茶農家の買い取り価格から見ると、去年のこの時期西湖龍井は1斤5000元でしたが、今年は1斤4000元に下がりました。

上海大寧国際茶場の総経理・葉応春さんの話によると、梅家塢西湖龍井の初摘み茶はここ数日でちょうど届いたところで、卸売価格は1斤5000元で、昨年は1斤6000元だったので、今年は約17%下がりました。分析によれば、今年の西湖龍井の価格下落は主に政府の八項規定、三公消費の制限政策の影響を受けたものです。

洞庭碧螺春の早熟品種もまた少量、上海に入荷し、店頭に並んでおり、販売価格はおおよそ2000~4000元の間にあります。蘇州市呉中区東山鎮と西山鎮の情報によると、最上の洞庭碧螺春の在来種は27日以後には少し摘むことができるだろうとのことです。
江蘇省の金壇雀舌、茅山長青と割に良い晩生品種の名茶は3月末にはある程度発売できる見込みです。
安吉白茶は3月27日には摘める見込みとなっており、昨年よりも8日ほど遅れていて、3月末には上海の店頭に並ぶことでしょう。
開化龍頂は既にある程度の量が摘まれており、上海では既に発売されています。昨年の干ばつの影響を受け、今年の開化龍頂の産量は昨年よりも減少していますが、品質は良好で、需要と供給の関係から、価格は少し上昇しています。味がよりよい地元の鳩坑種はあと3~5日もすれば摘めるでしょう。
例年遅くに発売される黄山毛峰は3月末か4月初めには店頭に並ぶことでしょう。

各地のお茶の情報によると、茶摘み人の不足、工賃の上昇が各茶産地を困らせる大問題となっていて、茶摘み人の賃金は毎年値上がりしています。
江蘇省句容市茶業協会の秘書長・徐宏樹さんの話によると、1斤の茅山長春茶(芽茶)を製造するのに、茶摘み人のコストは約500元かかります。しかし、市場を安定させるために、茶葉会社、茶商は品質を維持しながら、コストの低減に取り組んでおり、高級名茶の価格は昨年とほぼ同じか、一部では下がるものもあります。一方、中・低級のお茶の価格については小幅ながら上がる見込みです。

 

上海のお茶の動向でした。
このへんの相場観や季節感を知っておかないと、現地ではお茶を買えないので、こういう情報を買い付け前にどれだけキャッチするかが重要になってきます。

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