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西湖龍井は早くても3月中旬前後になる見込み

特早茶の各産地から茶摘みの便りが届いていますが、一部のネットで「西湖龍井は来週から摘み始める」という噂が流れたようで、専門家がこれを否定しています。

 

网传西湖龙井下周开采 专家称最早要3月中旬左右

昨天,网络上传闻:最早一批明前龙井一周后开采,3月初就可以喝到今年的龙井新茶。这是真的吗?为此,记者采访了相关茶叶专家。专家表示,这个说法不准确。今年最早的西湖龙井,预计要到3月中旬才会有。

本篇文章来源于第一茶叶网 原文链接:http://news.t0001.com/2014/0225/article_167244.html

 

昨日、ネット上の噂によると、最も早い明前龍井茶は1週間後に茶摘みが始まり、3月はじめには今年の龍井の新茶が飲めるというものがありました。これは本当でしょうか?そこで、茶の専門家を訪ねてみました。専門家の話によると、これは不正確とのことです。今年最も早い西湖龍井は、3月中旬頃にようやく出てくる見込みとのことです。

この時期、杭州市の西湖街道の職員と茶葉の専門家は非常に忙しく、あちこちの山を巡り、龍井春茶の成長状況に注意を払っています。ある職員は、昨日の朝、梵村、梅家塢村などを訪ねました。これらは西湖龍井の一級産地の一部ですが、遠くからでも近くでも今年の新芽は見つけられませんでした。聞くところによると、平均気温が10℃以上にならないと、茶は冬眠期から抜けられないそうです。「先週の金曜日、標高がやや高いところにある龍井村ではまだ雪が積もっていて、夜の気温は0度以下でした」。

話によると、立春の日から数えて、龍井茶の中でも早熟品種である龍井43号は、発芽して摘採可能な新芽になるまでに、累計で少なくとも400℃の温度が必要だそうで、平均気温が20℃で計算するならば20日が必要です。例年の経験に照らし合わせると、龍井43号は大体3月中旬に摘み始まります。さらに西湖龍井の元々の品種である、群体種(在来種)は清明節の後になって、ようやく摘むことができます。

数日前、西湖景区社会発展局の龍井茶スポークスマンは、西湖龍井の一級産地の茶山を見てきました。龍井の山の茶園では、ほとんどの茶園はまだ静かに静まりかえっていて、大部分の芽は去年の越冬した芽で、「新芽の鱗片の裏には、後にもまだある白い魚葉になります」と彼は言います。ただ、ごく一部の茶樹では小さな茶の頭が出ていましたが、茶摘みをするにはまだまだです。

「春の天候は本来、寒くなったり暖かくなったりするもので、今年は特殊ではなく、茶の成長速度は正常だと言えるでしょう。2月末に摘めるですって?ここ7,8年でも、そんなことはありませんよ」と彼は言います。昨年春の気温は近年で最も高かったので、龍井43号の茶摘み時期はここ数年で最も早くなりましたが、それでも3月10日にようやく茶摘みが始まりました。

彼は、西湖龍井の春茶発売まではまだ時間がある、と消費者に注意を呼びかけています。「一般に風景区では、3月はじめに気象台と情報をやりとりし、半月先の予報を受けて1週間前ぐらいに、茶葉の茶摘み状況判断を出します」。そのころ、西湖龍井一級保護区では記者発表会が開催され、今年の龍井春茶の売り出し時期を正式に発表します。

 

色々ネットで情報が流れているようですが、正式な西湖龍井の発売は、地元政府の記者発表会があってからになるのだそうです。それも無いうちから、「今年の西湖龍井の新茶だよ」と言って売りつけようとしてくるのは、他産地のものか昨年のお茶ということですね。

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