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干ばつとの戦いで疲弊する農家

中国の干ばつですが、安吉白茶にも打撃が出ており、早くも来年の減産が見込まれているようです。
農家の干ばつとの戦いの様子をご紹介します。

 

安吉成片茶树枯死预计明年减产10%-15%

溪龙乡黄杜村位于浙江省安吉县东部,以种植白茶闻名,素有“中国白茶第一村”的美誉。村民们也因为种植白茶,过上了小康日子。

本篇文章来源于第一茶叶网 原文链接:http://news.t0001.com/2013/0809/article_160382.html

渓龍郷黄杜村は浙江省安吉県東部に位置し、白茶の栽培で知られ、”中国白茶第一村”伸び明もあります。村民たちは白茶を栽培したおかげで、日々を良く過ごせるようになりました。

しかし、今夏の連日の高温は黄杜村の茶山の茶樹の葉を黄色く焦がしていき、終いには枯れさせてしまいました。茶農家たちは例年のように気楽に過ごすことはできず、徹夜での撒水作業で疲労困憊しており、神様に対して雨が降ることを渇望しており、各茶農家のまぶたには深いしわが刻まれています。

<早朝4時:星の光る山で茶樹に水を与える>

早朝4時、太陽がまだ出ていない中、黄杜村の村民の盛さんは、横にならずに彼の家の何畝かの茶畑のことを心配しています。

盛さんの家には、7畝の茶畑があり、その半分は村のダムのそばにあります。今年の梅雨が明けてから、黄杜村には一度も雨が降っていません。7月下旬、自分の家の茶樹が黄色くなっている現象を見つけ、盛さんは街へ行き、何台かの揚水ポンプを購入しました。
今では、彼は半分の茶畑をあきらめて、ダムのそばの数畝の茶畑に望みをかけ、毎日ダムの水をポンプでくみ上げて茶樹に水をやっています。

茶畑への道中は意外に賑やかで、盛さんは村民たちを連れだっています。みんなの目的は同じで、山に登って茶園に水をやることで、ある村民は一晩中、ポンプで水をやっています。

一列の茶畑に水をやりきらぬうちに、日は既に昇り、気温はまた高くなり始めました。最初に水を撒いた茶樹の下の土は、早くも黄色く乾いて硬くなっているので、また水をあげなければいけません。

「毎日このような感じです。朝3時か4時から夜の9時か10時まで水を撒き、家に帰って何かを少し食べたり飲んだりして、また戻ってきます。一部の人たちは、夜通し水を撒いている人もいます」と盛さんは話します。

<午後1時:小さな堤を作って水を貯め、夜通し守ります>

正午になると日はのぼり、盛さんはポンプを担ぐのもおぼつかなくなり、ポンプを停めて、家に昼食を食べに戻ろうとしています。

「ダムの水は、もうそんなにありません。村にはこの1つのダムしか無くて、推移は毎日0.5mの速度で下がっています。もしまた神様が雨を降らしてくれなければ、このダムの周りの茶畑も持たないでしょう」と盛さんは言います。

ダムの周りを歩いてみると、部分的に底が見えているところもあります。丁おじいさんは、ダムの看守を長年していますが、彼はこのように私に言いました。「村には既に水道が来ており、ダムの水はほとんど灌漑用に使われています。しかし、今見ているところでは、ダムの水だけではとても足りないでしょう」

59歳の茶農家の人は20畝の茶畑を持っていますが、水源から遠い10数畝には与えるべき水が無く、”もう終わっています”。現在、彼は村に近い6,7畝の茶畑を守ろうとしています。

ダムからはちょっと離れているので、彼は既に涸れてしまった山の渓流に1つの堤を作り、しばらく待ってから黄色く濁った水が小さな穴から流れ出てくるのを待つとともに、水道管を山の上の茶園に繋げて水をやっています。

「毎日、8,9回は水をやります。40分も水をやると、この水は無くなってしまいます。それから1時間半も待つとまた少し水が溜まるので、再び水をやります。夜も夜通しいて、1時間も水をやると、また1時間眠ります」と、彼は言います。

<茶葉の損失は深刻。安吉のタケノコも影響を受ける>

黄杜村の村民たちの、最近の習慣となっている姿勢は、頭を上げて遠くを見て茶山のどこに人の心を心配させる赤色を見つけ、それが万円していないかどうかを見ることです。このほかに、雲を見て、どこか厚くなっているところが無いかを見て、もし少しでも陰があれば、彼らはすぐに電話をして、気象台に人工降雨ができないかを聞くのです。

「安吉は以前2回の人工降雨を実施しましたが、この地方には雨は落ちてきませんでした」と黄杜村の主任は言います。県の気象局が現地に来て観察した結果、この地域に人工降雨を起こす作業場所を増やしたので、一定の条件が備われば人工降雨はできるとのことです。

調べたところでは、黄杜村の共有茶畑は1.9万畝ほどあり、茶樹の枯死率は15%前後あります。「初期の統計による損失は4500万元前後ですが、この2日間で茶樹の枯れ死が、非常に早く蔓延しているので、損失額はもっと増えるかもしれません」と主任は言います。

安吉県農業局で調べたところ、安吉県にある6万畝あまりの茶園では、来年の減産は10~15%になると見込まれています。

このほか、連日の高温で、安吉のタケノコにも影響が出ています。山川郷、遞鋪鎮には竹林が集中しており、険しい地形であるため、灌漑の難易度が高かったり灌漑用の水が無いため、竹の多くが枯れてしまっています。

安吉県林業局の統計によると、現在安吉の竹林の被害面積は12万畝に達し、150万株の竹が高温の影響で枯死、もしくは枯死に瀕しており、新しい竹が主になっています。今年の安吉の冬のタケノコの産量は減少が必然となっていますが、その減産量については、現在、計算のしようもない状況です。
 

乾ききった台地と戦う農家の様子でした。
早く雨が降ることを願わずにはいられません。

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